136層ボス
デュランは鼻が曲がりそうな匂いの中迷宮を進んでいた。
「マスターこの匂いどうにかなりませんか?腐った肉の匂いが迷宮に入った時から匂うんですか?」
「リアルを追求しすぎた結果だろうな。逆に考えてみろこれを一回すべてクリアしないとデバックが出来ないだろ?」
「マスター知ってますか、このゲームは龍尾の頭脳が管理してますのでハッキングとかは絶対に無理だと思いますけど。他にも数基の龍尾お手製のAIも稼働してるのでバグとかは絶対に発生しませんよ」
「そうか」
デュランたちはゾンビやスケルトンを倒しながら歩いて迷宮を探索した。
「マスター新着情報です。ドイツが50層をクリアしました。・・・遅いですね」
「そうだな。俺らが早すぎたんだ。だがペースを落とすにはまだ早い残り半分を切ったら月曜と水曜を休みとしような」
「分かりました。ん?マスターあれってボス部屋の扉ですよね。あれ腐った肉で出来ていませんか?」
「精神的攻撃が激しいな。じゃあ行くぞ」
デュランは腐った肉で出来た扉を開けた。ボス部屋はさっきまでの沼地や腐った肉で出来た道とは違い土で作られていた。
「マスターボスはやっぱりアンデット系ですかね?」
「そうだと思うぞ」
「マスター上です!」
アイリスの言葉でバックステップをした。その場所にタランチュラが落ちてきた。
「今回のボスは蜘蛛ですね。糸攻撃来ます!」
タランチュラの尻から糸が発射される。デュランの持っていた松明に当たり糸が燃えた。タランチュラは糸を切り離して地上を移動し始めた。
「<ブラスト・ランス>!」
デュランはメニューから急ぎ槍を取り出し投げた。槍はタランチュラの右足根本全てを串刺しにした。
「マスター上から多数の生物反応があります!」
タランチュラを中心に小蜘蛛が降りてきた。小蜘蛛はタランチュラの傷口に集まり槍を抜いた。抜いた槍を地面に捨て傷口に糸を付け始めた。
「あの糸は傷口を回復させます、直ぐにタランチュラにとどめを刺してください!」
デュランはアイリスの言葉を聞きタランチュラに向かって走った。しかし、戦闘要員の小蜘蛛が邪魔をしてきた。
「マスターこれはデススパイダーです。鎌の攻撃力はかなり高いです!」
「戦火咆乱!」
デュランの刀が一瞬にしてデススパイダーを切り刻んだ。タランチュラの小蜘蛛が離れて行くのを確認したデュランは再度距離を取った。
「敵の足が回復しました」
タランチュラはゆっくりとデュランに迫ってくる。デュランは刀身を真っ直ぐタランチュラに向けた。
「来ます!」
タランチュラは猛烈な速度で迫って来た。前足を振り上げデュランをつぶそうとするもデュランはそれを刀で防いだ。
「隠し腕来ます!」
タランチュラの背中からデススパイダーの何倍もある鎌の腕を振り下ろした。デュランは懐から仕込み刀を取り出しタランチュラの前足を切りその場から離脱した。
「ポーションです」
「ありがとう」
デュランの少しだけ減った体力が回復した。前足を失ったタランチュラはバランスを崩し倒れた。そして再度小蜘蛛が回復させるためにタランチュラに寄った。
「<魔消斬>!」
デュランの黒く禍々しいオーラを纏った斬撃は小蜘蛛達を一瞬で消した。タランチュラは自分の身が危険となると必死に逃げようと隠し腕の鎌を地面について移動し始めた。
「そのための土か。見苦しいな」
デュランは最後の一撃を地面をはいずるタランチュラに加えた。
「階層クリアですねマスター。この調子でどんどん行きましょう!」
「そうだな。この階段を昇れば137層か。次はどんなモンスターが俺らを待っているのだろうか」
デュランは137層へと続く階段を上った。上り終えると変わり映えの無い扉があった。
「開けるぞ」
デュランは扉を開けた瞬間目の前にテロップが現れた。
<南国エリアにようこそ。ここでは海で泳ぐのはもちろんモンスターも遭遇しません。このゲームを満喫しよう!>
「マスター三日間の休暇ですね」
「そうだな」
デュランは南国エリアの砂浜を歩きながら二人のことを考えた。ふとフレンドリストを見ると二人の位置が134層にあった。
「あいつら死にたいのか?」
「マスターどうしたんですか?」
「いや何でもない。今日はもう寝るぞ」
デュランは早口になりながら次の街に向かった。
「さすが、南国エリアと言うべきか夜だと寒いな。昼だと暑そうだな」
「そうですね。明日は海に行きましょうマスター」
「そうだな」
デュランはいつもとはちょっと豪華な宿に行った。
「おやすみなさいマスター」
「お休みアリス」
デュランはいつもとの安いベットとは違うベットで寝るには数秒もかからなかった。
クソ雑魚ナメクジのまきゆづです。今日はやる気が自然と起きなかった。何故かは自分でも理解できる。今日は寒すぎたんだ。もう春だぜもっとぬくーい感じでいこうぜ天候よ




