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容姿決めました

めちゃくちゃ、説明回です。ごめんなさい。

 容姿設定はクラス設定の何倍の時間が掛かった。けれども、今度はそんなに疲れていない。いや、疲れていないわけではないが、それ以上に充実感がある。究極的にはこの瞬間の為にこのゲームを始めたといっていいのだから、気合も入るというものだ。


 「……出来たっっ…………!!」


 長い長い時間を掛け、ようやく容姿設定を完成させられた。正確な時間は分からないが、少なくとも半日以上は掛かりきりになっていたはずだ。だが、そのかいあって自分でも納得のゆける、否、これ以上ないという出来で完成させることが出来た。


 身長は種族特性を受けて120cm程度。髪は腰に届くほどの長さを持つダークブラウンのストレートロング。瞳の色は透き通ったスカイブルー。表情は柔らかく、垂れ目勝ちな瞳が庇護欲を掻き立てる。服装が初期装備のせいで飾りっ気が無くなってしまうのが残念だが、それは後々どうとでもなるだろう。


 これが私の創りかった美少女だっっ!!


 もし、ここにカメリアちゃんがいなければ、そう叫んでいたところだろう。心の中では全力で宣言しているが、それはさておき。

 

 「出来ましたよ、カメリアさん! これが私のアバター、ナツ・フォレストソングだよ!」

 「そうですか。では最後にスキル設定ですね」

 

 ……この喜びを共有したいと思ったんだけどなぁ。興味ないですか。そうですか。まぁ、カメリアちゃん自身が美少女ロリだから、よく分からないのかも知れない。でも、もうちょっと反応がほしかったなぁ。

 若干どころでなく、テンションが落ちつつも、考えてみれば美少女が二人ここにいる、と思い気分を回復させる。カメリアちゃんの方を見ると、じと目でこっちを見ていた。……あっれー? もしかして、心の中読まれちゃってますか? はっ、何も言わずとも考えていることが伝わるとか、私達の相性は最高なのかもしれない。


 「それで、スキル設定だったっけ。どんなのがあるの?」

 「……はい。スキルもクラス同様に戦闘から、支援、探索、生産と様々なスキルがあり、その数はクラスの数を遥かに超えます」


 内心の歓喜を押し殺し聞くと、そんな答えが返ってきた。思わず、うえっと声に出てしまったのは気付かれなかったと思いたい。カメリアちゃんは特に反応を見せずに続けた。


 「ですが、ナツ様のスタイルに合わせて条件を絞り込めば、実際の選択肢は半数以下になるでしょう。それに、今回取得できるスキルは沢山のスキルの中のごく一部なので、そこまで心配する必要はありません」


 うおおおぉおぉ。助かる。それは助かるぞ。よし、条件は全力で絞り込もう。


 「また、初期スキル設定では主に2点の事に注意してください。一つ目は、スキルの重複。スキルの入手方法は主に4つあります。1つは今回取得する初期スキル。二つ目はレベルを上げることでクラスに対応するスキルを習得できるクラススキル。3つ目はクラススキル同様にレベルを上げる事で対応のサブクラスのスキルを習得できるサブスキル。最後は条件をクリアすることでクラスに関係なく習得できるパーソナルスキル」


 「そ、そんなにあるんだ……」

 「えぇ、最も初期スキルはパーソナルスキル扱いで習得するので実質は3つですね。そして、これらはそれぞれに特色があります。まずはクラススキルですが、これはクラスに合っているのでそのスキルの力を最大以上に使いこなせます。また、基本的には一度覚えたスキルは消えません。なので同じスキルでも、クラスレベルにあるスキルの方が強いということになります」


 ふむ。優先度ではクラススキルが一番だと。


 「一方でサブスキル。これはサブクラスに設定したスキルを習得したものですが……まず、覚えるまで手間が掛かります。『another world online』ではクラスごとのレベルはなく、レベルはスキルとプレイヤーのレベルの二つになります。クラススキルとサブスキルはこのプレイヤーレベルが一定になった時にスキルが習得可能になるのですが、サブスキルは通常のクラススキルの二倍のレベルが習得に必要になります」

 

 なるほど。あくまで『サブ』。メインのクラスよりも手間が掛かると。


 「さらに、サブスキルはクラススキルよりも効果が低いです。それに、サブクラス自体はレベルが上がることで自由に付け変えられるのですが、付け替え時に今まで習得したスキルは全て消えます。当然、それらのスキルを習得する為に使ったスキルポイントも戻りません」


 これだけ聞くとかなり印象が悪いなあ。でも、あくまでもサブとして使って特に付け替えなければ問題なさそうかな。


 「最後にパーソナルスキルです。パーソナルスキルはクラススキルにもサブクラスにも入らないスキルです。主に種族特有のスキル、初期スキル、経験由来のスキルになります」


 ……経験由来のスキル? なんだろ。ちょっと聞いてみるか。


 「カメリアさん。その経験由来のスキルって何かな?」

 「はい。経験由来のスキルとは、何らかの条件を満たすことで習得可能になるスキルです。例を挙げれば、剣を使い続けることで『初級剣術』のスキルを、寒さに耐える事で『寒さ耐性』を、場合によってはクエストの結果、習得可能になるスキルもあります」

 「そんな簡単に習得可能になるんだったら、習得スキルが物凄い量になってしまわないかな?」

 「そうですね。それについては二番目の注意点で話すつもりです。順を追いますので少々お待ちください」


 そう言って、カメリアさんが頭を下げたので、私は慌ててそれを止めさせる。


 「うん。分かったから。こっちこそ、話を遮ってごめんね?」

 「いえ、お気になさらず。疑問に思うことがあれば、また何なりとご質問ください。……注意点に戻りますが、このようにスキルの習得方法は幾通りの方法があります。現在習得しているスキルが改めて習得可能になることもあります。その場合、習得するとそのスキルのランクが上がり、スキルの最大レベルと一レベル当たりの効果も高くなります。こうしたスキルを重複スキルと呼びます。重複スキルは成長が遅い代わりに成長しさえすれば効果が非常に高いです。なので重複スキルを多く習得する者も多いですが、一方で選択肢の幅と成長速度を考えて一切取らない者もいます。それはプレイスタイルによって違いますが、そういったものもあるという事を覚えていてください」


 ふむ、スキルはくっつけると強化の幅が広がると。でも、選択肢を増やす為にわざと取らない人もいる、と。


 「では、二番目の注意点になります。二番目の注意点はスキルポイントについてです。先程の「そんな簡単に習得可能になるんだったら、習得スキルが物凄い量になってしまわないかな?」という質問の答えにもなるはずです。」


 スキルポイント。……スキルポイント?


 「スキルポイントというのはそのままスキルを習得するのに必要なポイントです。スキルはレベルなどの条件を満たし次第『習得可能スキル』に現れます。そこでスキルごとに設定されたスキルポイントを払って、初めてスキルを習得できるんです」

 「そうか。いくら習得可能な物があっても、実際に習得出来るのはスキルポイント分までだから、スキルの量は限定されるのか」

 「えぇ。その通りです。そして、このスキルポイントですが、入手方法は二つ。スキルレベルを上げるか、プレイヤーレベルを上げることです。基本的にはスキルレベルが5の倍数に上がるごとに1ポイント。プレイヤーレベルが1上がるごとに1ポイント。そして、それぞれ節目のレベルではボーナスポイントが付きます。例えば、スキルレベルが10の時、ボーナスでポイントが2付き、合計で3ポイント取得出来ます」


 なるほどー。スキルポイントを手に入れるためには、スキルレベルかプレイヤーレベルを上げればいいと。で、一定レベルに上げるとボーナスまで付きますか。ふむふむ。


 「はい。今回の初期スキル設定も与えられた30ポイントを自由に使って習得してもらいます。今後のレベル上げの事もよく考えてお決め下さい。以上で注意点を終えます。何か質問はありますか?」


 「ううん。教えてくれたことに質問はないよ。よく分かった。後は実際どんなスキルを取るかかな」


 よしっ、頑張って教えてくれた訳だし、私も頑張って一人で決めてみようかな。

 

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