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ゆえに種は芽吹く。

 完全覚醒への扉を開き、その奥にある存在と自身を重ねていく。僕はこれから完全なる炎陽となる。思考することも無ければ自我も存在しない。ただ一方的に世界を蝕む熱の塊と成り果てるわけだ。

 だけど僕は元に戻れる。ただそのために必要な準備がある。そう、一体どれほどの時間の間この空間を維持するかだ。

 この力は日に何度も使用できるわけじゃない。魔力的な消耗もそうだけれど、人格への負担が異常に高い。使用時間以上に回数を繰り返すことの方がきつい。だからこそ、小出しではなく一度で仕留める必要が出てくる。

 僕相手に無策で挑むほどの馬鹿じゃないことくらいは承知の上。さっきまでの小競り合いでの攻撃も、僕の力の特性をよく学んでいた。

 今のエクドイクの魔力からはその魔物の臭いがする。考えられるのは耐えることができたあの魔物の力を、紫の魔王から与えられているのではということ。

 前回は加減したとは言え、紫の魔王の部下によってエクドイクの命は守られてしまった。その力を使えば似た芸当で耐えることができる可能性が出てくる。

 ならば以前の倍の時間にすべきか。いや違う。奴はその口で完全覚醒に至ったのだと言ったのだ。

 もしもザハッヴァのように自らの身体能力を強化する類のものならば、小出しにする意味はない。それこそ僕が完全覚醒の力を使う前に倒すことを選ぶだろう。

 そして僕を散々に挑発してみせた。やはりエクドイクの力は局所的な場面でのみ効果を発揮する類のもの。

 エクドイクは元から特殊な眼を持ち合わせていた。それは理に干渉する力の一端。独自に身についたものではなく、何者かから継承されたものだろう。

 ユニーククラスへと成長した魔物の中には、本能的に特異な力を身につける個体がいる。

 そして奴の語った生い立ちを考えるに、奴は魔物に育てられその力を得たのだろう。そうなれば恐怖の対象が紫の魔王の魔物、悪魔である可能性は非常に高い。

 奴の完全覚醒の姿は魔物、それも悪魔。ならばデュヴレオリという名のユニーククラスの力をそのまま、いやそれ以上に引き出して使用することができるはず。

 四倍、いや五倍の時間を用いるべきだ。魔力の総量を計算すればそれくらい見積もれば完璧に事足りるだろう。


「……いや、違うか」


 僅かな違和感が導き出した答えを否定した。匙加減を見誤れば不利になるのはこちらの方。そして僕はエクドイクと戦う前に手酷い目にあったばかりじゃないか。

 忌々しい男の顔が脳裏に浮かぶ。あの男は僕の力を完全に理解して、完璧に対応してみせた。ユグラによって対等の条件で戦うことになったが、僕の計算を完全に読み切って必要最低限の力だけで防ぎ、僕の体力切れを狙うことに成功していた。

 あの男は熱を動かす方法を使い、自身の周りの熱を奪い、僕の熱に熱をぶつけて相殺してきた。そして自分の周囲を冷やし続けることで無駄なく時間切れを達成したんだ。

 その技術自体は僕でも真似はできた。だけどそれ以上にショックだったのは、あの男は僕が完全覚醒の力を使う時間を完全に読み切っていたんだ。

 負けたことはもうどうでもいい。大事なのは僕が完全覚醒の力を使う時間を決めたという行為が『読まれた』ということだ。

 あの男だからこそ読めただけ。そう決めつけるのは簡単だけれども、人間達は想像以上にこちらの行動を分析してきている。ならばエクドイクにも僕が考えている解放時間が読まれているのではないだろうか。

 時間が読まれた場合、不利なのはこちらだ。相手はその時間に合わせて力の配分をすることができる。

 連続しての完全覚醒は精神への負担が大きい。事実上すぐには使えない状態だ。そこを畳み掛けられると辛いものがある。

 読まれていると考慮するべきか、否か。エクドイク一人のために、僕の力をどれほど使うか……。


「――くだらない。悩む姿を見せれば、あの男が調子にのるだけだ」


 最悪の結果は時間を読まれ、耐えられてしまうこと。エクドイクはより屈辱的に僕を煽ってくるだろう。その後に殺せたとしても、僕の気分はどうしようもなく最悪の状態になる。

 ならば後先のことは考えず、徹底して焼き尽くす。小賢しい計算をしているのであれば、そんなものは無駄だったよと絶望させてしまえばいい。

 最長時間、最大の熱量を放つ。終わったあとの疲労は相当だし、すぐには戦局を覆す工作活動はできなくなるだろう。だけどそれで困るのは『黒』だけだ。僕は悠々と休んでから行動を再開すれば良い。

 どうせこの戦争はユグラの時空魔法によって全てが台無しになる。奴は過去へと戻り、全てをやり直そうとするだろう。

 そう『あの存在』は僕に伝えてきたんだ。間違いはない。現段階でユグラを止められる存在はこの世界にはいない。だから僕もこの世界の成り行きを見守ったあと、あの存在の協力を得てユグラの時空魔法に便乗して過去へと戻る。

 あとはユグラと同格以上を期待できる異世界転移者を従え、じっくりと奴を排除してしまえば良い。そういう手筈、未来が僕には約束されている。

 そうだ、僕は選ばれたんだ。こんな雑魚を相手にせせこましい読み合いなんて馬鹿げている。盛大に見せつけてやればいい、世界を蝕む炎陽の偉大さを……!

 ◇


 エクドイクはオーファローと共に消えた。オーファローの力によって独自世界へと引きずり込まれてしまったのだろう。

 遠くから観測していた範囲では、悪くない感じで戦えていたけれども……本当に完全覚醒した魔族相手に、エクドイクの力は通用するのだろうか。


「まるで祈りを捧げているようね?よもやユグラが広めた神に祈っているわけじゃないわよね、『蒼』?」

「死んでいる間に広まった宗教なんて、何一つ興味ないわよ。でもそうね、祈っているといえば祈っているのかしら」

「あら、それは誰に?」

「もちろんエクドイクによ。他に誰を頼れっていうのよ」


 この戦いには私、そして『紫』にとって最大の切り札を投入している。だけど『紫』の切り札であるデュヴレオリには意思はない。その力を扱っているのはエクドイクなのだから、頼れるのはもう彼しかいないのだ。


「私なら、そうね?あの人にも祈りを捧げるかしら」

「『黒』に乗っ取られて、囚われ状態の奴に何を期待するってのよ。戦争だけ引き起こして、何一つ音沙汰なしじゃない」

「それは仕方ないわよ?この世界の誰がユグラのもとから逃げ出せると思うの?」


 あの男の状況は色無し経由で聞かされている。命に別状こそないけど、体の支配を『黒』に明け渡したままだって。

 別に役に立たないと言っているわけじゃない。あの不条理の塊である『黒』を非力な状態のままにしてくれているし、論外の体現者であるユグラにも手出しをさせないようにしてくれている。この要素のどちらかが欠けていれば、この戦争はとっくに終わっている。

 だけど、あの男ができるのはそこまでのはず。それ以上のことは、この世界に生きる私達だけで切り開いていかなければならない。イリアス達もそれを理解しているからこそ、あの男がいないことに弱音を吐かずに過酷な戦いに挑めている。


「そのユグラのもとにいて、小細工なんてできやしないでしょ。あの男は十分に結果を出した。あとは私達、そしてエクドイクの頑張り次第でしょ?」

「浅はかね?」

「なによ」

「あの人は自ら戦うことなく、私の心を乱してみせた。今も自我が残されているのなら、きっと私達のために何かしてくれているわよ」

「……ふん」


 肯定はしたくないけれど、少しも否定することができない。確かにあの嫌らしい男が何もしないとは考えにくい。絶対にろくでもないことを仕込んでいるし、私達ももれなく巻き込まれているに違いない。

 別に良いわよ、思いっきり巻き込みなさいよ。嫌な顔をしながら巻き込まれてやるわよ。だから、ちゃんとエクドイクに力を貸しなさいよ。そうでなきゃ許さないんだから。

 ほら、エクドイク。貴方の同胞だって力を貸してくれるんだから、負けるんじゃないわよ。貴方のいなくなった世界に、私の居場所はもうないんだから。


 ◇


 熱の塊に淀みが生まれる。淀みは乱れ続け、やがて意思となる。意思はそこにあるコアから記憶を呼び戻し、自我を形成していく。

 僕は僕、オーファローだ。悪として生きる者、世界を蝕む炎陽。ユグラに『代わり』、あの存在に選ばれた男だ。


「――っ!」


 意識が明確になるのと同時に、膨大な疲労感が全身にのしかかる。限界ギリギリの完全覚醒の反動は流石に大きい。今まで自我を失っていた反動、この世界に意思があるという感覚に吐き気がしてくる。

 だけど僕はやりきった。独自世界は解除され、周囲は完全に消滅していた。大地すらも蒸発し、何一つ残っていない。以前のように肉に包まれたエクドイクが転がっているようなこともない。

 あれほど憎らしいと思っていた相手が、何一つ残らずに消滅した。消し炭になった死体でも残っていれば、溜飲も下がったのだろうけど、これはこれで一種の清々しさはある。


「ははは、どんな小細工をしたかさえわからなかったな。多少なりとは興味もあったんだけどね」

「そうか、ならば説明のしがいもあるな」

「――ッ!?」


 咄嗟に声の聞こえた方向を向くが、そこには何もない。だが幻聴であるはずがない、幻聴がここまではっきりと耳に届くはずがない。

 何もないはずの虚空に僅かな亀裂が生まれる。その僅かな亀裂から見覚えのある手が現れ、こともあろうかその亀裂にそって虚空を掴んだ。

 片手は両手となり、その亀裂を徐々に広げ、大きな穴へと裂いていく。そしてその中からは――


「エクドイク――ッ!」

「辿り着いたぞ、炎陽の沈んだ先へとな」


 ありえない、一体何をした。この男がどのような防御結界を展開しようとも、最大最長の炎陽の前では無意味でしかない。原型なんて残らず、完全に消滅していなければおかしいんだ。

 待て、奴はどうして虚空から現れた。エクドイクの体には熱で炙られたような痕跡はない。あるとすれば両目を閉じ、血の涙を流しているということくらいで……目、まさか!?


「引きずり込んだのか!?自分自身を、その目の中に!?いや、だからといって、僕の独自世界は理に干渉した世界だ!僕の熱は君の独自世界にだって干渉できた!以前も君の鎖を掴んで――」

「そうだ、オーファロー。俺の眼に映った独自世界に、お前は干渉できる。だが、それは俺の眼に映っていればの話だ。何も存在しない、完全に隔離された世界ならば何も届きはしないだろう」

「何を、言って……っ!?まさか、目を潰して、独自世界を破壊して理から引き剥がした状態で自身を取り込んだとでも!?」


 正気じゃない。独自世界は自らの精神と共に存在する世界だ。だからこそ理に干渉しやすく、様々な力を展開することができる。

 確かに独自世界を破壊すれば、それこそ現実世界以上に干渉の難しい空間となるだろう。だけど、そこは壊れた精神の世界。そんなところにいれば自身の精神が反映され、間違いなく壊れる。

 ただ目を潰すだけじゃ、意味はない。奴は独自世界と自らの精神と結びつけたあと、自らの精神ごと独自世界を破壊したということになる。それこそ完全覚醒に至る過程よりもどうしようもない。完全覚醒の力とか、そんな話ですらない。自我を失うのではなく、壊すだなんて、ただの自殺じゃないか。


「自己を取り戻す方法については正直不安ではあったが、お前のおかげで覚悟はできた」

「僕の……おかげ?」

「オーファロー、お前は独自世界で完全覚醒状態になっても、独自世界が解除されれば元の姿に戻ることができる。失った自我を取り戻す術を施していたのだろう?前例が二つもあるのであれば、覚悟するには十分過ぎる」


 二つと聞き、一瞬あの男の顔を思い出す。あの男は僕へと成っていた。自らを消し、僕自身となって僕を追い詰める術を考えていた。

 自らの精神を破壊しても、戻す手段が分かるのであれば……いやいや、そんな馬鹿なことがあってたまるか!


「どうやらもう一つの前例にも覚えがあるようだな。お気の毒に」

「できるはずがない!僕は自分の自我を戻す独自の術式を組んでいる!それを真似できるのはユグラだけだ!それにあの男のも、きっとこの世界の住人じゃ真似なんか――」

「できるとも。それが俺の乗り越えた恐怖なのだからな」

「……は?」

「俺も最初は俺を育てたベグラギュドのように悪魔へと成り果てるものだと思っていた。だが俺は魔族になる時にはもう既にその恐怖と向き合うことは済んでいたようだ」


 エクドイクは自身の魔力を両目に込め、再生を行っていく。僕達に比べれば遥かに遅いが、それでもこれで奴は完全に無傷となる。僕の最大の力を解放しても……なお!


「俺が完全覚醒に至るに当たり、乗り越えた恐怖はただ一人の人間だった。自我をも無価値にし、自己の中に他者を完全に投影する怪物……それが誰か、お前なら分かるな?オーファロー」


 再生したエクドイクの目が開かれる。以前は世界を鏡のように映し出す、青紫色の宝石のような瞳だった。だが、今開かれている目は完全に別物だ。死んだ魚の目の方がまだ人の心を持っている。

 それは完全にあの男の眼だった。『黒』の依代となり、この戦いの行く末を見守るだけの男。僕に膝をつかせ、心の底にあった感情を呼び戻したあの男の……!


「そんなこと……個人に対しての恐怖で、その人物に成り果てるとか……そんなふざけた話があってたまるか!」

「だがお前自身はどこか納得している風だぞ。ユグラと同じ異世界人だからと、好奇心で絡んだのだな?そして煮え湯を飲まされた」

「っ!」


 あの目だ。僕の過去や心を見透かすようなあの目。意識してしまえば色々な辻褄が合ってしまう。エクドイクとの会話で、異様なまでに怒りを掻き立てられ、精神を乱されてしまっていたのは……!だからあの男の姿を何度も思い浮かべてしまって……!


「俺は完全覚醒へは踏み込まない。同胞には憧れているが、同胞になるつもりはないからな。俺の強さとしての引き出しは、これ以上はない。せいぜいお前を理解してやれることくらいのものだ」

「……っ!」


 エクドイクが一度両目を閉じ、再び開くと元の瞳へと戻っている。だがその瞳の中には一本の槍が映り込んでいた。

 数多の鎖で形成されている、理に干渉し創り出された意思の槍。瞳の中にしか映らないその槍を、奴は確かに掴み取り、この世界へと投影してみせた。


「炎陽は沈めども、その火照りは残っているだろう。決着をつけるぞ、オーファロー!」


 エクドイクが鎖の翼を展開し、飛翔しながら接近してくる。

 奴はあの男を恐怖として乗り越えた。確かにあの男の技は脅威ではあるけど、それは直接的な被害をもたらすものではない。

 エクドイクは僕の熱をくぐり抜ける策こそ持っていたが、その先には何もない。単純な戦闘力で言えばまだ僕の方に分がある。

 既にこちらも熱を放ってはいるが、出力が弱い。奴の肌や肉を焼くくらいはできても、あの槍の一撃を抑え込むには足りないだろう。

 だけどこの姿の僕にも奥の手くらいはある。僕は熱を光線として放ち続けてきた。それにより敵は直線的な攻撃を避けたり、被弾覚悟で特攻したりするようになる。

 でもそれが張っていた罠。遠距離攻撃は光線だけで、近距離は熱でしか対応できないと思わせるための布石。

 全ての熱を集め、至近距離で炸裂させる光塊の一撃。これならば完全覚醒の力を使わずとも、奴の肉体を消滅させることができる。


「鎖を振り回すしか脳のない男が、吠えるなよ……っ!」


 焦らず牽制用に出力を抑えた光線を放つ。戦闘経験の差は確かにある。奴はこちらの光線を放つタイミングに合わせて回避を行えている。

 だけどそれも罠、光塊の一撃には予備動作がない。さぁ、得意になって距離を詰めてこい。その瞬間がお前の最期だ……っ!?

 エクドイクの槍に纏わりついていた鎖の束が周囲の地面へと叩き付けられる。僕の熱によって水分を失った周囲の大地は砂状、その衝撃で周囲が何も見えなくなる。


「目くらましっ!?」


 だけどそれなら対応できる!このあと、正面で奴の影のようなものが揺らぐだろう。だけどそれはフェイク、本当の狙いは背後からの一撃。

 なぜ分かるかって!?なぜなら僕はあの男に同じ攻撃を受けて負けていたからだ!そうだったんだね、エクドイク!君は完全覚醒とまでは踏み込まなくとも、あの男の思考へと寄ってしまっているんだね!

 ああ、確かにこのままなら僕はエクドイクの一撃を受けてしまっていただろう!だけど残念だったね!君の憧れているあの男が、僕にこの状況を既に体験させてくれていたんだよ!


「っ、そこだっ!」


 目くらましの砂の中、正面に揺らぐ影。自分の口が歪むのを感じる。まずは反応したふりをして、そのまま即座に振り向いて背後に光塊を放った。

 人を殺めてコレほどまでに勝利の感触に震えたことはない。ああ、なんて僕は悪い――


「――あ、れ」


 胸元から突き出ている槍が視界に入る。背中から貫かれた?そんなはずは、だって僕は振り返って背後に攻撃を仕掛けたはずなのに。

 振り返ると、そこには僕と同じくらいに意外だと言わんばかりの表情をしていたエクドイクの顔があった。


「どうして急に振り返った……?」


 困惑しながらも絞り出されたそのエクドイクの言葉に、全てを悟った。

 エクドイクは光線の対処のために目くらましをしただけで、正面から仕掛けるつもりだった。光塊なんて想定していなかった。

 これは再現された状況なんかじゃなく、僕が自滅するように仕向けられたあの男の策略だったんだ。

 この状況になることを予測して、エクドイクに勝たせるために、僕をあの方法で打ち負かした。あの敗北を印象づけて、この局面で判断を見誤るように。

 僕は植えられていたんだ。あの男の悪意の種を。そしてそれは、この戦いの中で芽吹いた。


「なんて……性悪な男なんだ」


 僕の絞り出した返事に、エクドイクも色々と悟ったような顔をした。


・死んだ魚の目の方がまだ輝いて見える。(byどこかの女神)

・死んだ魚の目でももう少し輝いている。(by蒼)

・死んだ魚の方が綺麗な目をしている。(byテドラル)

・死んだ魚の目の方がまだ未来を夢見てる。(byアークリアル)

・死んだ魚の目の方がまだ人の心を持っている。(byオーファロー)New!


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― 新着の感想 ―
魔王よりも悪魔よりも、性悪な人間が一番怖い。
[一言] 他2人は自分の生き方に満足して逝けたのに、オーファローくんだけ性悪に虐められて終わるのが哀れすぎる
[気になる点] オーファローは誰に唆されてるの? [一言] エクドイクの恐怖は、人肉じゃなく主人公だったんだ!(笑) 姿形が主人公になっちゃった時の「蒼」の顔が見てみたかった(笑) デュヴレオリ…
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