そして仕込む。
ラクラ達との打ち合わせも終わり、今後に控えようという段階でラクラの持っている水晶に連絡が届いた。メジス魔界に陣取っているメジス軍はこれより牽制を繰り返しながら徐々に後退し、境界付近にて本格的な迎撃戦を行うこととなった。
牽制の主軸は魔物を操る指輪を所持しているターイズ騎士が行うため、『蒼』を始めとした俺達のパーティは空になった指輪への魔力補充を優先して欲しいとのこと。
これは『蒼』の戦力を視野に入れられていないというよりも、機動能力の高い騎馬での展開操作を行うつもりだ。その際には魔物を殿に使える指輪の存在は安全性を飛躍的に向上させている。指輪の予備は数が限られており、『蒼』が前に出ていては補充が難しくなる。それらを考慮した指示なのだろう。なので現在は『蒼』の休んでいる村に向かい、合流を考えている。
「休めるのはありがたいですー」
「つってもな、俺達これまで一回も戦闘してないだろ」
「私としては半端な戦闘より、長距離の移動の方が疲れますね」
「あー、ちょっとわかるぜ。俺も家事と読書だと読書の方が疲れるからな」
「わかるわぁー。私も頭を使う方が疲れちゃうのよねぇー」
それはそうとこの三人、随分と打ち解けているようだ。これといって三人が集まる機会はなかったと思うのだが……むしろハークドックにいたっては二人と殺し合っている関係だ。ラクラもギリスタも気にしない性格ということか、それともハークドックの会話能力が高いのか。……両方かもしれない。
「あ、そう言えばエクドイク。お前とラクラってメジス出身だったよな?確か母親がまだメジスにいるとかなんとかって話があったけどどうなんだ?」
「同胞から聞いたのか。マーヤ大司教の話によるとそうらしいがな。俺は詳細を知らない」
「会いたいとかは思わねぇんだな」
「特にはな。幼少期に少しでも関係があれば情の一つも湧くだろうが……。その話ならラクラの方がまだ詳しいはずだ」
「ええ、一度くらいは親の顔を見てみたいなぁと思いまして。孤児院の方に聞けばすぐに足取りは追えましたので。でも顔は見ましたけど会うことはありませんでしたね」
「あらぁ?やっぱり自分を捨てた母親とは口も聞きたくないのかしらぁ?」
「いえいえ。母が私を孤児院に預けた理由は、私を育てきれないと判断した上での行為ですから。孤児院では大きな病気になることもなくそれなりの生活はできましたし、こうしてまともな職にもつけました」
物心すら芽生えていない俺を悪魔に奪われ、住んでいた村も滅んでしまった。そんな住処を転々としている中、ラクラを産んでしまった。もしも意地で育てていた場合、満足な食事や住処も与えられずに今以上に過酷で、力も得られない状況だったことは想像に容易い。娘のためを思うのであればと断腸の思いで決断したのだろう。
「立派になったんだし、顔くらい見せてやれば良いだろ?」
「会ったら謝られちゃうじゃないですか。それがちょっと嫌なんですよ。私としてはありがたかったって思ってるくらいですし」
「ま、興味本位で顔を見に行ったってのに、顔を出さなかった時点でそこまで思い入れがあるってわけでもねぇか」
ハークドックはほとんど食い下がる様子もなく、ラクラの考えに納得したようだ。確かハークドックの出生も……。
「そういうハークドックさんはどうなんですか?」
「俺の場合は預けるどころか本当に捨てていきやがったからな。最悪死んでたんだ。どんな顔を見せられたところで親とは思えねぇな。ま、家族についちゃ兄貴がいるからな!」
ハークドックは幼い頃、その本能の過敏さによりあらゆる危険に対し泣き喚き、手に負えないと判断されて捨てられた。そういう意味ではラクラと近い関係にあるのだろう。
「まともな家族構成の人間がいればぁ、この話題にも落差はあるんでしょうけどねぇー?」
「そういうギリスタはどうなんだ?」
「私の親ぁー?さぁー?一人前になる少し前には勘当されちゃったからねぇー?」
なるほど。この場に家族の絆について語れる者は皆無のようだ。分からないもの同士で語り合っても得られるものはたかが知れているだろうし、話は切り上げるとしよう。
村には休憩を行っているメジスの兵で溢れかえっている。牽制を行うのはターイズの騎士が大半だが、メジスの兵もそれに合わせた援護射撃や相手を威圧するための数合わせとしての役割を果たしている。交代で休息を取らせることで負担を少しでも軽減しているのだろう。
ただそうなるとこちらの組み合わせは少々奇異の目で見られる。ユグラ教の司祭の格好をしているラクラがいても、俺やギリスタ、ハークドックの格好は浮いてしまっているのだ。
ジェスタッフが手配している冒険者のパーティは斥候や遊撃で各地を移動している。彼らが姿を見せればもう少しマシにはなるのだろうが……気にしても仕方がない。
「俺はちょっと飯を集めてくる。先に行っててくれ」
「そうか。なら俺は先に『蒼』への報告を済ませてくる」
「ついでに部屋割りとかしっかり調整しておいてくれよ?同じ家の中ってだけで遭遇率やべーんだからな!?」
「わかっている」
「一人じゃ大変でしょぉー?私も一緒に行くわよぉー?」
「おう、でも問題起こしてくれるなよギリスタ」
「だぁぃじょうぶよぉー?貴方達以上に斬りかかりたい相手なんて早々いないでしょぉー?」
「おっと、俺の命の心配を優先しなきゃならねぇ展開だったわ」
玄関で『蒼』とハークドックが遭遇し、ハークドックが気を失うという展開は正直避けたい。男手を失うどころか、介抱に更に人手を失うことになりかねない。
ハークドックとギリスタと分かれたあと、ラクラが俺達の宿となる民家の場所を聞き出し移動する。見た感じでは負傷が目立つ兵は少ない。魔王との総力戦の前でこれだけ消耗が少ないのは喜ばしいことなのだろう。
「あ、ここですね。蒼の魔王さんは既にいらっしゃるのでしょうか?」
扉を開け中に入ると『蒼』が一人、家の中をうろうろしているのが見えた。休息していると思ったのだが、どうも様子がおかしい。
「――あ、エクドイク!」
「どうした『蒼』、休める時に休まなければ後が続かないだろう?」
「休めるわけないでしょ!?聞いてないわよ!?ええ、きっとあの男の仕業ね!?そうに違いないわ!」
何やらご立腹の様子、状況がいまいち理解できないが同胞が何かしたというのだろうか。何かしらしていることは想像に容易いのだが。
「落ち着け。何かあったのか?」
「あったわよ!会ったわよ!貴方達の母親についさっき!」
「……なんだと?」
どうにかこうにか『蒼』を宥めつつ、詳しい話を聞いた。どうも兵士達の給仕などを手伝っている村人達の中に、俺とラクラの生みの親であるナトラ=サルフがいたらしい。
メジスに住んでいるのだからその可能性はそれなりにあるとは思っていたのだが、偶然にしては随分と出来た展開ではある。
「そう言えばマーヤ様がエクドイクさんは生きているって話を伝えていましたね」
「それで、名前を聞いたあとどうしたんだ?」
「素直に話せるわけがないでしょ!?必死に誤魔化したわよ!」
「別に誤魔化す必要もないと思うが」
「貴方正気なの!?生き別れの息子を魔族にした魔王ですって名乗れると思うの!?」
そう言えば俺は魔族になっていたのだったな。失念していた。育ての父、大悪魔ベグラギュドに誘拐された俺が生きていることを知って、あわよくば会えるかもしれないと前線近くの援助を進み出た可能性は大いにある。なるほど、その息子を魔族にされたと知れば多少なりとも複雑な気持ちになるかもしれない。
「だが誤魔化しきれるというわけでもないだろう。俺は俺だ。誰に何と思われようともそれは変わらない」
「貴方ね……なんで数百年孤独に生きた魔王より淡泊なのよ!?」
「でも困りました。そうなるとこの村に長居していては見つかってしまうのも時間の問題かもしれませんね」
「ラクラ、貴方も大概ね……。で、エクドイクはどうしたいのよ?会いたいの?」
「俺は別に、わざわざ会いたいとは思わないが……『蒼』やラクラはどうなんだ?」
「私はあまり会いたくないですね」
「私も問題事になるのはゴメンだわ」
そうなると俺だけがどちらでも良いというスタンスは好ましくないだろう。どっちつかずの態度は相手を不快にさせると同胞から学んでいる。
「なら俺も二人に合わせよう。外出は極力控え、必要があれば不可視の魔法を使用して行動するとしよう」
「私はそもそも外出したくありませんので問題ありませんね。あ、でもハークドックさん達がお酒を用意できなかったらどうしましょう?」
「我慢しなさいよ!?」
いざとなれば俺が酒を工面しても良いのだが、同胞からはラクラを甘やかすなと言われている。匙加減が難しくなりそうだ。しかし酒か、あまり嗜むことはしないのだがラクラの普段の集中力の高さに関係はあるのだろうか……今度同胞に相談してみよう。
「そうだ。ついでに尚書様に確認してみましょう。きっとそれが手っ取り早いですよ」
「そうね。あの男の仕組んだことだったらタダじゃ済まさないわよ!」
「まあ別に構わないが……」
いや、冷静に考えるとこれが同胞の計画通りだというのならば、何かしら深い思惑があるのではないだろうか。その場合、俺は母親と会うべきだということになる。二人に同調したのは安請け合いだったか?
二人は通信用水晶を起動させ、同胞との通信を繋げる。そして事の成り行きを話した。
『偶然に決まってるだろ。何でもかんでも俺のせいにするな』
「あ、はい」
偶然だった。
「あ、貴方の日頃の行いが悪いんでしょ!?」
『日頃の行いは良い方だっての。事が起きてからの行いは悪い自覚はあるんだ。精神的な調和を取ることは大事なんだぞ』
「私から見ると尚書様の日頃も大概だと思いますよ!」
『自業自得だ。俺はお前を受け入れちゃいるが何でも許すわけじゃない』
「くすん」
「しかし偶然だったのか。同胞のことだからこれくらいは考慮の範疇だとは思ったが……」
『そりゃあこの組み分けを考えた時、もしかすれば会う機会もあるかもなくらいには考えている。でもそれはお前らの問題だろ。何で俺が他人の冷え切った家庭環境に関わらなきゃならないんだ』
至極真っ当な意見である。同胞が干渉するのは同胞に影響の出る範囲に限られている。俺やラクラ、『蒼』が母親とどのような関係だろうと同胞には大した影響はない。影響が出る様ならば入れ知恵くらいはしてくるだろうが、これは自分達で解決すべき問題なのだと言っているのだ。
「エクドイクさん、騙されちゃダメですよ!きっと尚書様はしたり顔で話してますよ!」
『あのなぁ……。敵になる可能性のある奴相手には、脅威であると思わせるためにそういうこともするけどな。味方相手にそんな真似を頻繁にしても信用が得られないだろう?』
耳が痛い。確かに俺が同胞に協力を始めた日の付近ではそう言った顔が多かった。ラーハイト側から寝返ったばかりの俺は完全には味方だと思われていなかったということになる。当然と言えば当然か。……クアマでも似たような感じだった気がしないでもないが、あれは敵が『蒼』だけではなく知恵の回るラーハイトやギルドの背後に隠れた連中、さらにはゼノッタやセラエス大司教も視野に入れていたことだしな。
「時間を取らせて悪かった。同胞は同胞で忙しいのにすまないな」
『気にするな。ただせっかく話題を振られたんだ。お前らが母親に会いたくないってんなら簡単な助言を入れておいてやる』
「助言?外出を控え、外を歩く時は不可視の魔法を使用するだけではダメなのか?」
『足りないな。良いか、こういう時に予想外の行動をする奴がお前らの中にいる。そいつに注意しろ』
「それは誰だ?」
『そこにいない奴だ。じゃあな』
通信が切れた。ここにいないのはギリスタとハークドック……ああ、なるほどそう言うことか。確かにあいつは予想外の行動をする奴だ。気を付けなければならないな。
「なによ、結局含みのある言い方じゃないの!」
「尚書様のあの癖はどうにかして欲しいですよね!」
「いや、含みも何も、直接的だと思うのだが……」
「どういう意味よ?」
そうか、『蒼』はあまり関わっていないからな。あいつのことは詳しく知らないのだったな。などと考えていると玄関先で聞き覚えのある声が聞こえた。
「いやー助かった!俺は現地の人間じゃねーから、物資の場所とか全然だったんだよ!」
「そうよねぇー。ずっと村の中をうろちょろして兵士達に怪しまれるくらいだものねぇー?」
「うるせぇよギリスタ!うろちょろしてたからこそ、こうして親切な人に出会えて案内までして貰えたんだろ!?」
「元気が良いわねハークドックさんは。そういえば二人は冒険者なの?」
一人聞き覚えのない声が聞こえる。女性の声、察しの悪い俺でも『蒼』の顔色の変化でそれが誰か気づくことができた。
「俺はちょっと違うけどな。でもクアマ出身だから冒険者には結構詳しいぜ?」
「そうなの?実は息子も冒険者をやっているのよ。エクドイクって名前の冒険者なんだけど――」
何かを察した『蒼』が物凄い速さで飛び出していく。予想外の速度に驚いた。ここまで速く動けたのか。
「ああ、それなら――」
「遅かったわねハークドック!待ちわびていたわよ!」
「――きゅぅ」
「あらぁー?」
「あら!?ハークドックさん!?大丈夫!?」
「大丈夫よ!きっと私に会えて安心して疲れがどっと出たのよ!ほら、ギリスタ!ハークドックを中に入れてあげて!ナトラさんが案内してくれたのね!ありがとう!」
……ここまで人を哀れだと思ったことはなかったな。しかしハークドックの体質を気の毒に思っていたはずの『蒼』があのような強行にでるとは。よほど俺達と母親を会わせたくないのだろう。ここはしっかりと立ち回る必要があるな。
◇
「やれやれ、戦争中だって言うのに呑気なもんだな」
「見事なしたり顔だな」
「素晴らしいしたり顔ですな」
「ししょー、したりな顔」
ラクラは何気ないことに関しては鋭いよなぁ、うん。ちなみにラクラ達の母親に直接的な干渉は行っていない。やったのは精々メジスが後方支援として村人の支援者を募る際に、『冒険者のパーティも雇い、協力する』と言う情報を強めにアピールしておいて欲しいとウッカ大司教に根回しをした程度のことだ。
ラクラの母親はラクラを孤児院に預けたことを後悔していたのは知っている。エクドイクが生きていることを知って喜んでいた情報もマーヤさんから得ている。
ユグラ教が主体で戦うことになりかつ冒険者も参加すると知れば、子供のことが気がかりな親なら僅かな期待を胸に前に出てくるだろう。
とは言え、境界付近に残っている村の数はそれなりだし、初っ端から遭遇できたのはラクラ達の母親の持つ幸運によるものだ。
まあ本気で探せばラクラを見つけることは難しくないだろうし、いずれはニアミスすることにはなっただろうが。
「だがラクラは親に会いたくなかったのだろう?無理に遭遇させるような真似はどうなんだ?」
「ラクラに関しちゃな。だがエクドイクの性格の場合、わざわざ会いたいとは思わない程度だ。それくらいならいっそ遭遇させて関係をスッキリさせた方が良いと思ってな」
三人で会いたくないと結託していたようだが、エクドイクの性格からして『蒼』とラクラに合わせただけだろうしな。
「しかしエクドイク殿は今や魔族、母親からすれば魔王は村を滅ぼした悪魔達の産みの親ですぞ?拗れなければ良いのですが……」
「ヘタな拗れ方はしないさ。エクドイクはどの道『蒼』を選ぶし、ラクラは……ラクラだしな」
機会は用意した。あとはアイツらに任せれば良いだろう。ハークドックの意表を突く振る舞いを上手く防げれば、完全に会わずに済むことも十分可能だ。ただあいつらにとって懸念事項はそれだけじゃないけどな。
「そうかもしれないが……戦争中だというのに、君という奴は……」
「マリトの性格からして、序盤は慎重に立ち回るのは分かっていたからな。暇があるなら有効活用してなんぼだろ?」
魔王は他の魔王が生み出した魔界では疲れが溜まりやすい。『蒼』はどの道メジスの方へ下がり休む機会も多くなる。生半可に燻ぶられるよりかは刺激があった方がモチベーションも維持できるだろうよ。
「いっそご友人もラクラ殿の母親に挨拶しに行っても良かったのでは?」
「どういう教育をしてるんだって言える相手でもないからな。会っても気まずいだけだ」
「エクドイク殿に関してはご友人が酷使させていますが、ラクラ殿に関しては礼を言われるかもしれませんぞ?」
「それもラクラ達が親子関係を清算させた後じゃなきゃ意味ないだろ。先に会ってしまえばラクラやエクドイクに会わせて欲しいって話になりかねない。守れない約束をする機会には遭遇したくない」
嫌がるラクラに無理やり会わせるのは流石に気が引ける。ラクラと顔も知らないラクラの母親を天秤に掛ければ優先すべきはラクラなのだから。
「色々考えているのですな。ちなみに私の両親にも一度くらい挨拶してもらっても良いのですぞ?」
「その時はマリトと一緒に行く」
「もう、つれませんなぁ!」
「痛いて」
でもまあ確かに先代のターイズ王は退位してから、ずっとターイズ城の敷地内で隠居している。つまるところ会おうと思えば会えない相手でもないわけだしな。
ミクスのことはさておき、マリトについては先代も色々と思うところもあるだろう。友人の一人ができたといった話は喜ばれるかもしれない。でも先にルコと行ってもらいたいところではある。
「それはそうと、紫の魔王は今何をしているのだ?」
「『蒼』と違って、直接指揮をするタイプじゃないからな。最大限に裏方をやってもらっている。場合によっちゃこっち側の切り札の一つにも成りうる秘密兵器になるぞ」
「秘密兵器……良い響きですな!」
「だろ?まあ、それとは別に頼み事があるから、何かしら労ってやらなきゃな」
きちんと休息をとることを約束させないと、すぐに無理をするからな。誰かさんのためなら平気だと当然のように言える相手については、その誰かさんがきちんと体調管理をさせてやらねばならない。
ただ褒美を要求させると、色々こちらの心労が溜まる内容が控えているのはどうしたものか。いや、素直に受け入れるけどさ。
「私としては私自身が君の切り札でありたいがな」
「剣であり、盾であり、切り札の枠まで独占するってのはなかなか強欲だな」
「むしろ複数の切り札を持とうとする君の方が強欲なのではないか?」
「言えてるな」
これはイリアスに一本取られたな。だがイリアス一人だけじゃ不安になるメンタルの弱さなんで、そこは多めに見てもらいたい。
「ウルフェもししょーの切り札です!」
「もちろんだ。緋の魔王の影響も大分弱まっているし、この分なら戦闘で頑張ってもらう機会は間違いなくあるぞ」
緋の魔王は『闘争』の力の方向を絞って発動させるやり方に切り替えている。毎回超広域に使用されていた場合、ウルフェの精神が心配だっただけに助かった。一定時間のインターバルを挟めばウルフェも戦えるだろう。警戒は緩められないが。
幸せになって欲しいランキング、男性の部は現在のところハークドックが首位ですね。
最近は合間を見て、Live2Dでデザインラフ等を弄って遊んでいます。
自分の作品にイラストが付き、さらにその絵が動く感動は実に素晴らしい。TwitterにこそっとGIFで弄った物を公開しているのでお暇な方はこそっと覗いてください。