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次に示すのは。

 知らない男、こんな男は城で見たことがないのだ。

 ううん、それよりもありえないのだ。

 ノラは直前に探知魔法を使っていた、間違いなくこの部屋には誰もいなかったのだ。

 なのにこの男はノラの視界に入る椅子に最初から座っていたかのように現れたのだ。

 魔法の構築をしていたからといって視界に映っている椅子に誰かが近づけば気づく、魔法で姿を隠していたとしても現れる時にその兆候が見られなければおかしいのだ。


「なんだ、止めちまうのか。完成間近だってのによ?」


 男の体はほとんどが背景と同化している、その形から透明になるフード付きの大きなローブを半裸の上から着ているようなのだ。


「だ、誰なのだっ!?」

「誰、ねぇ? まあ誰にでも俺のことを話すってわけじゃないだろうけどさ? 知られていない相手の前に現れるってのは寂しいもんだ。まあ細かいことは気にしないで良いじゃん?」


 フードを取るような仕草をすると男の顔がはっきりと見えた。

 知らない顔、浅黒い肌に黒い髪と瞳。

 にーちゃんもそうだったけど、この男は違う。

 その内側に感じられる魔力の質がどう見ても人間とは思えないのだ。


「それにしてもバラストスの弟子なだけはあるな。切っ掛けこそあったにせよ、その若さで禁忌に手が届くとは恐れ入った。誇って良いぜ? ここまで手を伸ばせた人間はユグラが現れてから今に至るまでバラストス以外いなかったからな?」

「し、師匠を知っているのだ?」

「おう、あの滅茶苦茶エロイ大賢者様にも会ったことがあるぜ。ただまあつまらねぇ奴で記憶を消す道を選んじまったけどな、その点お前さんは違うよなぁ?」


 男はゆっくりと立ち上がり、楽しそうに笑って見せたのだ。


「んじゃ、死んでもらおうか」

「ひっ――」


 殺意なんて微塵もない、野生の動物でさえ発するものをこの男はまるで放っていないのだ。

 でも間違いなくこの男はノラを殺そうとしている。

 ノラを見つめる瞳、そこには何の葛藤もなく、ただ殺す、それで終わらせてお終い。

 この男を近づけてはダメなのだ、この男は人間じゃないのだ!

 魔法を構築し放出、師匠から決して人に向けて撃ってはいけないと言われた危険な魔法。

 加減もできず、ただ相手を殺めることに特化した――


「おー凄ぇ、そんな攻撃魔法まで覚えてんのか。でも悪ぃな、攻撃魔法なんて次元じゃ話にならねぇんだわ」


 魔法が男に当たろうとしたとき、それは霧散したのだ。

 まるで自ら構築が解けたかのように、只の魔力へとなり下がったのだ。


「魔封石なのか!?」

「あー、仕組みは似てるけどな? そんなもんに頼らなくてもいい次元にいるんだわ俺」


 魔法が通じない、魔力強化してもノラじゃこんな男を相手にするのは……。


「引き出しは終わりか? まあそうだよな、魔法一筋なガキにしちゃ上出来すぎるんだ。これ以上の高望みをするってのは酷なもんだ」


 男はゆっくりと右手を上げ、人差し指をノラの方へ向ける。

 魔力が僅かに男の指先に集まっている、だけど構築をしているような素振りは見えないのだ。


「んじゃあサヨナ――」


 突然扉が開いた。

 月明りが扉の奥から差し込み、現れた人の影が浮かんで……。


「だ、誰ですか貴方は!?」

「ル、ルコ様!?」

「……おっと、これは予想外」


 そこにいたのはルコ様、扉を開けられるのは鍵を持つルコ様だけなのだから当然と言えば当然なのだ。

 だけど、だけど!


「逃げるのだルコ様!」

「……ノラちゃんに何をしようとしているのですか!?」


 ルコ様は部屋に飛び込んでノラと男の間に割って入ってきたのだ。

 ああ、もう、ルコ様でもこの男の危険さは分かるはずなのに!

 男は面倒臭そうな顔で構えた指で頬を掻く。


「何って、見て分からね? そのガキを殺すとこなんだけど」

「なっ、どうして!?」

「うーん、説明義務あったっけ? まあ第三者は極力手を掛けるなって言われた気がするしな。俺は無色の魔王、この世界の均衡を護る仕事を生業にしている。具体的に言えば禁忌とされる魔法を生み出そうとした奴を排除するってのが仕事だ。んでそのガキは夜中にこそこそとここで禁忌の魔法の研究を行っていたんだよ。そして今しがたユグラの定めた禁忌の一つに手が届いた。だから殺す、理解したか?」

「魔王……!? それに禁忌って……」


 ルコ様が少しだけノラの方を見る、だけどすぐに男、無色の魔王の方へ向き直す。

 アレが魔王、世界に災いを降り注いだ……。


「だからって、そんな理由でこの子を殺めていい理由にはなりません!」

「そんな理由? おいおい、この世界の人間のクセにそんなことを言うのか? お前等でも禁忌魔法の一つくらい聞いたことがあるだろう? そう、蘇生魔法だ。アレがこの世界にどれだけの被害を及ぼしたのか知らないわけじゃないだろう? 禁忌魔法ってのはそういった大災害を生み出しかねない存在だ。悪用すれば容易く国が滅び多くの人間が死に絶える」

「ノラちゃんは魔法を悪用したりしません!」

「仮に嬢ちゃんの言葉を鵜呑みにしてやったとして、完成してしまえば後の世に伝わっちまう。その時に悪意ある者がその力を手にしないと誰が保証できる? 今そのガキを殺せば全てが丸く収まり未来に死ぬ多くの人間達を救うことができる。それが分からないほど頭が悪いわけでもねぇだろ?」

「……」

「蘇生魔法を生み出したのがそこのガキみたいな奴だったとして、そいつが不慮の事故で死んでしまえば良かったって思える人間がこの世界にどれだけいると思う? これはそういう世界のための話だ、まだそんな理由だなんて言えるのか?」


 ノラが研究していた魔法が蘇生魔法と同じ……悪用したら多くの人が……でもこれは、そんなことの為に研究していたわけじゃないのだ!

 でも、でも、無色の魔王の言うことは……。


()()()()! ノラちゃんは私にとって大切な子、どんな理由が存在しようともそれは変わりません!」

「ルコ様……」

「まるで我が子を守る母親だな、盲目で何も見えちゃいない。論破される気のない奴にゃ何を言っても無駄だしなぁ、困ったもんだなぁ……じゃあ一緒に死ぬか?」

「――ッ!?」


 何……これ、何何何何っ!?

 空気が冷たい、周りの音が何も聞こえない、無色の魔王とルコ様以外何も見えない。

 歯が震えてカチカチと痛い、体中が震えて動かせない、息ができない。

 立っていることもできずに地面にへたり込む、怖い、怖い、怖い怖い!

 ルコ様、ルコ様、ルコ様!

 駄目なのだ、この魔王には誰も勝てないのだ、逃げるのだ!

 声が出ない、何もできない、ただ見ることしかできない。

 ルコ様は立っているけれど、震えているのが分かる。

 でもそれだけ、何もできることなんてない。

 床が温かい、濡れているのが分かる。


「嬢ちゃん、力量差は肌で感じているだろう? ここでガキだけを殺すのと嬢ちゃんも一緒に殺す手間は一緒なんだ。嬢ちゃんが護る護らないにしてもガキは死ぬ。その献身にゃなんの意味もねぇ。悪いことは言わねぇ、そのガキは諦めろ。俺も仕事なんだ、やることはやる」

「……」

「ああ、悪ぃ、悪ぃ。俺の殺気に当てられちゃ動くどころか喋れねぇよな? 丁度良かった、その位置ならガキが死ぬところは見えねぇしな。そのままじっとしていてくれや」


 無色の魔王が横に一歩動く。

 その瞳がはっきりとノラの顔を見つめる。

 そして一歩前に出る。

 ああ、でも、これならルコ様はもしかしたら助かるかもしれないのだ。

 この男から逃げることはノラには無理でも、ルコ様だけでも助かるのなら――


「――おい、マジか」


 そんな、何で、どうして!?

 ルコ様が再び無色の魔王の正面に立ちはだかったのだ。

 あんな殺気を浴びて声も出ず、体も動けない筈なのに……。


「凄ぇな嬢ちゃん、常人じゃショック死する時もあるんだが……まるで鍛えてねぇクセによくもまあ動けたもんだ。だけどさ、そんなことをしても――」

「そ……れ……でも! ノラちゃんを殺させるわけにはいきません!」

「……おうおう口まで回りやがった、自信無くしそー。ま、ここまでされちゃ嬢ちゃんの自己満足に付き合ってやらんのは失礼だわな」

「……ッ!」


 ルコ様の体から無色の魔王の腕が出てきた。

 胸から背中まで、いとも容易く貫通して……。


「う……あ……」

「あ、悪ぃ、行き過ぎた」


 無色の魔王の腕が引き抜かれて行く、だけどそれは完全に抜かれずルコ様の体の中に突き刺さったままで……。

 少しして無色の魔王が腕を完全に引き抜いたのだ。


「あ……ぐ……」


 ほんの少し体を揺らされただけでルコ様はその場に倒れた、ルコ様が、ルコ様!


「ルコ様!」


 体が動いた、倒れたルコ様に震えながらも這いずって、這いずって、その体にようやく触れられたのだ。

 ルコ様は完全に意識がない、だけど……僅かに息をしているのだ。


「流石に魔力に直に干渉しちゃ気を失うか。おいガキ、よく聞け」


 無色の魔王がノラの髪を掴んで無理やり顔を上げさせる、痛みなんて感じる余裕もないのだ。

 その顔は最初に出会った時と変わらない。


「その嬢ちゃんに免じて一度だけ機会をやる。今嬢ちゃんの心臓には呪いを仕込んだ。今お前が研究していた禁忌魔法が完成した場合、嬢ちゃんの心臓が破裂する仕組みだ。死ぬのはもちろんだが即死はしねぇ、その時がくれば嬢ちゃんは後悔と恐怖に蝕まれながら息絶えていく」


 言っている言葉のほとんどがよく聞き取れない、話を理解する余裕なんてノラにはもう……。


「もちろん嬢ちゃんが死んだ後にお前も殺す、それも変わらねぇ。後の世に偉業を残すことはできるかも知れねぇけどな? ま、後は好きにやりな」


 髪から手を放され、体がルコ様の上に倒れこむ。

 気づいた時にはもうこの部屋にはノラとルコ様しかいなかった。


「う……うう……ルコ様、ルコ様……ルコ様ぁ!」


 ◇


 元の空間へ戻ると同時にソファを生み出し、全身を重力に任せ預ける。


「ふいー、いつの世も強気な女の眼差しってのは鬼気迫るもんがあるな」


 俺の今の力なら緋獣だろうが碧王だろうが問題なくぶっ殺せる。

 相手になる奴なんざ今の所ユグラの子孫のアイツくらいなもんだ。

 だってのに、まさかただのメイドに日和っちまうとは思わなんだ。


「――しまった、ついでに一回くらい胸を揉んどきゃよかった」


 ばいんばいんってほどじゃなかったがそれなりにはあったからな、惜しいことをしちまった。

 ま、あのガキが禁忌を完成させたらその時に楽しむことにすっか。


「ちとインパクトは弱まったが目的は十分果たしたからいいとしますか」


 後日にはあの『地球人』の耳にも入る、そしたら次の行動開始だ。

『鏡』を出し、現在の状況を表示させる。


「今の所はまだ中立か、まあ流石にな。しかしユグラの奴も面倒な命令を残してくれやがって」


 目を閉じるとユグラと別れた時の光景が思い出される。


『―――――、いや今はもう無色の魔王だね。君には一つだけ命令を残しておこう。君はこれから世界の均衡を護る守護者として公平な立場でいてもらう。君から誰かの敵になることは禁止だ、良いね?』


 ユグラから与えられたこの力、それを好き勝手に振るえないようにアイツは俺に枷を嵌めた。

 今の俺は禁忌魔法を監視する存在としてならば問題なく力を使える。

 だが私情での戦闘はご法度状態、それを破ればどんだけペナルティが課せられるか分かったもんじゃねぇ。

 緋獣があの『地球人』を追い込んでくれりゃそれで良し、だが他の魔王が3体も敵に回っちゃ可能性は半々だ。

 俺が緋獣側で協力するにゃ人間と第三陣営の代表である『地球人』に敵として認識される必要がある。

 公平な立場として緋獣への情報提供を金娘の前で行ったってのに未だに中立扱いだからなぁあの『地球人』、どんだけ穏健派なんだよ。

 だがあのガキが禁忌に迫っていたのはなかなかに朗報だった、ちょいと細工するだけでトントン拍子に完成間近まで行けたのも高評価。

 あの『地球人』はそこまで親しくもない知人の浮浪者を殺されただけで結構本気でメジスの暗部を相手にしていたらしいからな、懇意にしている女二人が襲われたとなりゃどう出るか。


「あー早く追い詰めてぇ、さっさと黒姉みてぇに憎悪まみれになってくんねぇかなー」


 黒姉のレベルになってくれりゃ俺もやりがいがあるってもんだ、この暇で暇で仕方のねぇ日々に潤いが与えられる。

 そのためなら悪役を演じるのも悪くねぇ、むしろ俺には適任過ぎる。


「だから頼むぜ『地球人』、俺の敵になってくれよ?」


 ◇


 マリトに緊急の用件があると呼び出され、昨夜ノラ達に起こった話を聞かされた。

 城内警備の騎士が二人を保護、正気を失っていたノラから辛うじて事情を聞き出し今に至る。

 ノラは事情を聞いた後も取り乱していたので魔法で眠らせている。

 ルコは命にこそ別状はないが心身共に多大な負荷を与えられた影響か未だ目覚めていない。


「先に言っておくけど全てが君の責任と言うわけじゃない、そこは自惚れないように」

「それでも責任の何割かはこちらにある、負い目くらいは感じさせろ」

「それくらいは構わないけどね、だが君に罰を与える者はいないから程々に」

「ああ、わかった」


『俺』の責任、それはルコにノラの行動を全て任せていたこと。

 そしてノラの才能を見誤ったこと。

 いや、そもそも地球(こちら)の世界の知識を流用したことが挙げられる。

 だが今は後悔よりも現状の把握に努めるべきだ。

 研究室の鍵は警備の騎士からマリトに預けられていた、それを借りてイリアスと共に研究室に入る。

 中はいつもの通り、ここで何かトラブルがあったようには見えない。

 既に警備の騎士達が清掃を済ませたらしいが……さて。

 棚を開き中に入っている資料を確認する。


「……これか」


 見覚えのないノラの筆跡で描かれた魔法構築理論を手に取り眺める。

 複雑でほとんど理解ができないが大まかな内容は掴めた。

 確かにあの無色の渡したリストの一つに該当する内容、これをノラが独自で研究し完成させようとしていたのか。


「イリアス、ちょっとこれを持ってろ」

「あ、ああ。……あまり気を詰めるな、最悪の事態には陥っていないのだから」

「心配どうも、『俺』は至って平常心だ」

「そうは見えないが……」

「そうか、ならちょっとは腹が立ってるかもな。あの無色にも『俺』自身にも」


 だが少し妙だ、いくらノラでもこの理論に行き着くには少し早すぎる。

 棚を漁り、他の資料を取り出し確認をして行く。

 ……やはりそうか、あの無色め。

 だが、そうなると今度は別の疑問が浮かび上がる。

 理由は何だ、考えるには少し材料が足りない。


「イリアス、アレを使いたい。許可をくれ」

「気持ちは分かるが……奴の裏をかいたところで奴をどうにかする手段はないのだろう?」

「それが目的じゃない。単純にノラが禁忌に触れ、あの無色が対処しただけにしては不自然な点がある。この一件には別の思惑が介在している、それが何なのかを見極めたい」

「別の思惑?」

「そうだ、だが少し今の状態ではそこに辿り着くのが難しい。都合よくお願いしているのは分かるがこれは『俺』が解き明かす必要がある内容だと思う」

「……分かった」


『紫』の時は目の前に相手がいた、ラーハイトの時はギリスタの情報があった。

 だが今回ばかりは少し深く切り替わらないと難しい。

 イリアスに心配を掛けるのは心苦しいが『俺』の嗅覚が反応している。

 これは悪意を孕んだ行動、事の流れを見守る選択を取ればさらに厄介な事態が引き起こされる可能性が高い。

 椅子に座り、目を閉じる。

 あの無色と出会ったのは三度、得られた情報はそれなりにある。

 今回の不可解な点を結びつけ、奴を『理解』してやる。

 あの憎らしい余裕の面を思い浮かべる。

 誰だ、私は誰だ……。

 ……私は。

 ……。


「良し、終わったよ」

「……思ったより早かったな」

「あの男の性格は把握していたからね、『私』に近しいところも見受けられたのも大きい」

「……詳細を聞いても良いか?」

「すまないねイリアス、少しの間だけこれは『私』の中に留めておきたい。そうする必要ができた」


 イリアスは『私』の目をじっと見つめている。

 それはいつも『私』を見る不安と心配に満ちた眼差しだ。

 ついでに『私』に切り替わったのだから無理もない、だけどもこれは必要なこと。

 感情で動く『俺』ではなく、『私』でなくてはならない。


「話してはくれるのだな?」

「ああ、今日明日にでも答え合わせはできると思うよ。それじゃあ行こうか」

「どこに行くつもりだ?」

「ノラの所だよ。ノラは起こそうと思えば起こせるだろう? 少し確認することがあってね」

「ノラは今――」

「だからこそだよ、あの子は今全ての責任が自分にあると後悔している。少しでも早くその重荷を降ろしてあげなくてはね?」

「……やはり今の君は好きになれないな」

「それで良い、それが良い。君が『私』の立ち位置を享受してしまっては戻れないからね。『私』は『俺』の裏側で静かに、無難に生きていたい」


 この世界に来てからと言うもの『俺』の意志が強くなり『私』との差異が大きくなりつつある。

 だけども『俺』も『私』も元は同じ心、片方が成長すればもう片方もまた然り。

 まあ、この問題については『俺』の時に対処してもらうとしよう。

『私』は粛々と事を成すだけで十分なのだから。


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「私」に対して、イリアスの頭突きのひとつで「俺」に戻ってこれるのなら易いのにね。 (しねるかも?)
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