表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

なにか忘れてる

作者: 侍カステラ

なにかが足りない

俺の日常に

なにかが足りない


うまいものをたべる

寝る

人と会う

テレビを見る


満たされない


日常に不満があるわけでもなく

平凡な毎日を過ごす


これといった目標があるわけでもなく

しかし退屈しているというわけでもなく


言葉にできないなにかが足りない

やるべきことを忘れてる気がする


これといってなにかあるわけではない


独身だから?

フリーターだから?

友達が少ないから?

それら全部あわせてか?


どれも違うような

どれも正解であるような


そもそもこういう性格か

大勢の人のなかにいても

孤独を感じるような


静かで落ち着く場所を好むのに

騒げる人たちを羨むような


時折満たされぬ感覚に襲われるも

そのうちそんな感覚も忘れて

止まらぬ時に流される


なにかしたい

なにもしたくない


人に会いたい

誰にも会いたくない


もうなにが言いたいのかもわからない



年寄りに言わせれば若者で

子供に言わせればおじさんか?

そこはお兄さんとよんでほしい


まだ若いんだから何でもできる?

もう良い歳なんだから選択肢は多くない?


まだ大丈夫

といつまでも言ってられる


もうだめだ

といつになったら認める


なにかを残したい

もしくは跡形もなく消え去りたい


まだ色んな可能性を残してるんじゃないか

今死ぬのはもったいないんじゃないか

せっかくここまで来たのだからもう少しいきてみよう


少なくとも今の日本では

これから生きていくにあたり

楽しいことより辛いことの方が多いのではないか

いきるという選択は

ずいぶんと分の悪い賭けの気がするが


もう少しこの世界を見ていたいんだ

自分のまわりの

ちっぽけなこの世界を


こんな駄文を読んでくれる人がいる


この世界もなかなか捨てたもんじゃない


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ