なにか忘れてる
なにかが足りない
俺の日常に
なにかが足りない
うまいものをたべる
寝る
人と会う
テレビを見る
満たされない
日常に不満があるわけでもなく
平凡な毎日を過ごす
これといった目標があるわけでもなく
しかし退屈しているというわけでもなく
言葉にできないなにかが足りない
やるべきことを忘れてる気がする
これといってなにかあるわけではない
独身だから?
フリーターだから?
友達が少ないから?
それら全部あわせてか?
どれも違うような
どれも正解であるような
そもそもこういう性格か
大勢の人のなかにいても
孤独を感じるような
静かで落ち着く場所を好むのに
騒げる人たちを羨むような
時折満たされぬ感覚に襲われるも
そのうちそんな感覚も忘れて
止まらぬ時に流される
なにかしたい
なにもしたくない
人に会いたい
誰にも会いたくない
もうなにが言いたいのかもわからない
年寄りに言わせれば若者で
子供に言わせればおじさんか?
そこはお兄さんとよんでほしい
まだ若いんだから何でもできる?
もう良い歳なんだから選択肢は多くない?
まだ大丈夫
といつまでも言ってられる
もうだめだ
といつになったら認める
なにかを残したい
もしくは跡形もなく消え去りたい
まだ色んな可能性を残してるんじゃないか
今死ぬのはもったいないんじゃないか
せっかくここまで来たのだからもう少しいきてみよう
少なくとも今の日本では
これから生きていくにあたり
楽しいことより辛いことの方が多いのではないか
いきるという選択は
ずいぶんと分の悪い賭けの気がするが
もう少しこの世界を見ていたいんだ
自分のまわりの
ちっぽけなこの世界を
こんな駄文を読んでくれる人がいる
この世界もなかなか捨てたもんじゃない