作戦会議
GM>茂さんはどこから見張りをしますか?
茂>車の中から。もちろん鍵は閉めて
GM>では目星、聞き耳で振って下さい。聞き耳には5%のマイナス補正がつきます。それぞれ3回ずつ振って下さい。
茂>その前に高速探索(ダイスを振る)成功。6回ずつ振るね。(ダイスを振る)目星が1回成功
GM>怪しい物はありません。
茂>まあ、ここで爆弾仕掛けられたらびっくりだけどね。
GM>少しすると3人が戻ってきます。
ひろし>待ち合わせの時間までどのくらいある?
GM>あと3時間はありますね。ちなみに現在の時刻は10時、待ち合わせは13時です。
茂>じゃあアダージュの近くに喫茶店とかない?駐車場で作戦会議するよりもそっちの方が目立たないと思うよ
ひろし>盗み聞きされる心配もあるがいいだろ。
GM>では3人はアダージュの近くにある喫茶店に入ります。
ひろし>全員で目星と聞き耳をする。(ダイスを振る)目星がファンブル。聞き耳が成功。
ミサ>(ダイスを振る)両方成功
茂>(ダイスを振る)失敗
GM>(ダイスを振る)両方成功です。では成功した探索者は特に気になる物がないことが分かります。ファンブルだったひろしさんは隣の席の男がこっちを見てきているような気がしてしまいます。
ひろし「あいつさっきからこっち見てないか?」
ミサ>言いくるめで気のせいだと思わせることはできますか?
GM>成功率にマイナス20でどうぞ。
ミサ>(ダイスを振る)成功。
ミサ「私達の後ろのカップル見てるのよ。羨ましいんじゃない?」
ひろし「そうかもしれないな。さて、今から咲野彩夏と接触するがその前に受け付けから聞き出した事を説明する。まず咲野彩夏は母親の面会に来ていた。母親は咲野が幼い時から病気でいつ亡くなってもおかしくないそうだ。次に院内で怪しい人物は見ていない。これが聞き出した情報だ。」
茂「それだけ?」
ひろし「今はそれだけで充分だ。次にアダージュで咲野に話を聞く件だがまず俺と茂で先に入り様子を見る。問題なければ2人は俺達の近くの席に座ってくれ。」
ミサ「近くの席が空いてなかったら?」
ひろし「遠くの席でもいい。店内の様子が大丈夫かどうかはあらかじめ『大丈夫でない』と入力して問題なければ後ろの3文字を消して送信。何かあればそのまま送信する。問題があった場合は俺と茂で咲野に接触する。」
まお「その場合私達はどうすればいいんですか?」
ひろし「すぐに車を出して離れてくれ。直接家には行くな。警察署に逃げ込むのも悪くないな。俺の名前を出して保護を求めれば助けてくれるはずだ。」
ミサ「それはいくら何でも・・・」
ひろし「相手は人を狂わせるような奴だ。これでも妥協している方だぞ」
茂「で、咲野彩夏と接触したら最初に何をするの?」
ひろし「まず説得して韮崎のカウンセリングを受けるように説明する。他のことを聞いている間に妨害されてそれが伝えられなくなることだけは避けなくてはならない。それが伝えられ次第、カウンセリングの方法・特徴・場所の様子を聞き出す。細かいことは話ながら考えればいい。」
ミサ「そこ曖昧なのね」
ひろし「だいたい何を聞き出せばいいかは分かるだろ?」
ミサ「一応ね」
まお「大丈夫だと思います。」
茂「いや、全く」
ひろし>まおの移動手段は何だ?
GM>車ですね。
ひろし「アダージュに行く時は俺と茂で先行する。ミサはまおの車に乗って後からついてこい。運転するのはミサ、お前がやれ。尾行車の写真を撮る場合まおに撮影を任せた方が安心できる。」
ミサ「そうね。しばらく写真は撮りたくないわ。」
茂「僕達は運転どうするの?」
ひろし「速度制限を60キロ以上違反するお前に任せる訳がないだろ」
茂「捕まらなければ問題ないね。」
まお「やめた方がいいと思いますよ」
茂「分かったよ。」
ミサ「どうしてまおちゃんに言われると素直なのよ」
茂「さあね。ところで2人とも咲野の顔はちゃんと覚えてる?」
ミサ「ええ」
ひろし「俺は今まで関わってきた事件の関係者の顔は忘れたことがない」
茂「忘れられないってのが正しいと思うよ。で、そうなるとボイスレコーダーは誰が持った方がいい?」
ひろし「まおに任せる。膝に荷物を置く場合まおが一番頭の位置が近くなるからな」
茂「さりげなく酷いね」
まお「・・・大丈夫です。」
ひろし「俺と茂が対応する場合は俺のスマートフォンのボイスレコーダー機能を使う。ボイスレコーダーよりは確実性がないがないよりましだ。」
茂「今からもう1つ買いに行く?」
ひろし「いや、ボイスレコーダーはあくまで保健だ。移動時間を長くするのは得策ではない。」
まお「いつもこんなに警戒しているんですか?」
ひろし「当たり前だ。常に最悪の可能性を考える必要がある。捜査とはそういうものだ。俊明も同じことを言うだろう。」
ミサ「2人とも捜査の対照が普通じゃないのよ。」
茂「爆発物を持った相手に組ついたり拳銃を持ったイカれた連中を頭突きだけで鎮圧した人は考えることが違うね。」
まお「ひろしさん何者なんですか・・・」
ひろし「郷田ひろし32歳。趣味は食べること。ガキの成長をみるのが一番の楽しみだ。新入りよりは度胸がある親バカ刑事だと思えばいい。」
まお「後で取材したい人材ですね」
ひろし「残念ながら目立たないようにひっそりしてるんだ。俺が有名になり過ぎるとガキに負担がかかるからな。」
茂「こんなことしてるのに名前が知られていないなんてびっくりだよね。自分の手柄を他の人に譲るから昇進できないんだってよ。」
ひろし「それ誰から聞いた?お前逹には話してないぞ」
茂「ああ、あっちで知り合った友達が教えてくれた。いろんな国の警察のデータベースをハッキングするのが趣味なんだってよ。」
ひろし「それが本当なら大問題だな。まあ、その分メリットはある。俺の手柄を譲って昇進した奴は俺のやった違法捜査を揉み消してくれるからな。昇進して腹の探り合いをするより居心地はいいぞ。たまに理不尽な謹慎を喰らうときもあるけどな。」
まお「偉くなって消されるよりも下で働いて偉い人に気に入られたいですか・・・お兄ちゃんがこれを聞いたら何と言うでしょうか?」
ひろし「『証拠を見つけ次第その事実は公にする』と言っていた。まあ、証拠が出るのは何年先になるか分からないけどな。俊明がそう言うなら公になるんだろ」
まお「お兄ちゃんのこと評価してくれているんですね」
ひろし「あいつは俺と違ってまっすぐにしか生きられない男だからな。この件が片付いたら無茶してでもまた真実を明らかにする戦いを始めるだろうな。」
茂「でも少しの間はまおちゃんが見張っててあげないと体壊しちゃうかもだね。」
まお「大丈夫です。しばらく休んでお兄ちゃんの面倒を見るつもりですから。」
ミサ「優しいのね」
まお「あ、当たり前のことをするだけです」
茂「ははっ、今から危険なことをするのが嘘みたいな雰囲気だね。」
ひろし「気は抜いてはいけないが余裕がないのはさらに危険だからな。」
茂>ロールプレイってこんな感じでいいの?
GM>ばっちりです。
ひろし>俺はある程度設定を決めているからやりやすいな。
茂>僕なんて全部思いつきだよ。
ミサ>私もです。
GM>皆さんいい感じでキャラが定まってきましたね。行動パターンも分かってきたのでこっちもやりやすいです。
茂>なら行動パターンを変えてGMの罠に嵌まらないようにするだけだよ
ひろし>変な行動されて物語が破綻しないって意味だろ。首ポッキンしなければ詰まないとGMが発言していたからな。回避できない罠仕掛けるほど鬼畜じゃないだろ
ミサ>それにしてはひろしさん警戒してますよね。
ひろし>情報が欲しいからな。疑い深いロールプレイの方が都合いいだろ。
茂>なんだか知らないけどひろしが主人公的ポジションだよね。と嫉妬してみる
ミサ>ひろしさんはロールプレイに積極的なのでそう見えるのは仕方ないですね。
ひろし>2人が控え目だからな。このままだとひろし無双になりかねないな。
ミサ>頑張ってロールプレイしてみます。
茂>技能的に脇役ポジションだけど主人公ポジション奪える機会を狙ってみようかな。
GM>茂さんの技能が輝かないのは私の力量不足ですね。申し訳ないです。
茂>怒ってないから大丈夫だよ。ぶっちゃけると探索は他の人に任せて変なことするために作った探索者だから
ミサ>え
ひろし>なら仕方ないな
茂>それで納得してくれるひろしさんの優しさに感動した
ミサ>コンピューターや鍵明け、変装は役に立つと思いますよ。
茂>なんかありがとう
ひろし>そうだな、2人が活躍するようにする方法を考えるか
GM>皆さんがいい人でほっとしました。では、気持ちを切り替えてレストラン アダージュに向かう場目から始めていいですか?
ひろし>ああ
ミサ>はい
茂>まおちゃんが空気にならないことも希望