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彼女の頼み事(S)  作者:
1/1

1.彼女が押しかけてきた日


短編です。



王道路線まっしぐらですが、その中でも何か新しさが生み出せないか試行錯誤してます。



初めて携帯で書いてみたので、文章構成とか分からなすぎてわあわあなってます。



それでも宜しければ読んでやってください。







どうして私の気持ちが分からないの。


彼女が僕に言い放ったことで、あの日僕らの関係は終わった。



はずだった。








「ねえ、聞いてる?」



彼女がそう言って僕の服を引っ張る。

昔だったら可愛いと思えた仕草も、今じゃ苛々するだけだ。



「…聞いてたよ」



くわえていた煙草を灰皿に押し付けながら呟く。


彼女は煙草が嫌いだから、配慮というやつを少しはしてやろうとか、

この後の展開を知っていたら絶対しなかっただろうに。



「ようは元彼のとこにノコノコ戻って来ちゃってごめんね、ってことだろ?」



「うん」



ここで頷いちゃう馬鹿さ加減とかそういうのが昔は愛しくて、大好きだった。




「…そんで?」



優しい声に聞こえることを祈りつつ、僕は彼女に先を促す。



「あのね、」



彼女は少し言いよどんで俯き、そして何か決心したように勢いよく顔をあげると、




頼みがあるの、


聞いてくれる?





そう、言って。


僕にとっては最悪の頼み事を話し出した。







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