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第8話 カタクリ

新学期。


クラス替えもなく特に転校生がくるわけでもなく。




入学式の準備も順調。


例年通りの校舎前での新入生の案内も、今年はそれほどバタバタしなかった。




自分の入学式を思い出す。


校舎前に貼り出されたクラス表が見えなくて、


困っていたときに声をかけてくれた先輩。


あれが、みお先輩だってわかったのは生徒会に入ってからだった。




私の立場は変わったけれど、


そのときの気持ちは残っている。




散った桜が、


正門から校舎までを、


まだらに染めている。



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