シーズン2 エピソード36: 解放と代償
ハノカたちは、必死に浄化の術を維持し続けました。
そして、ようやく、闇の心臓の黒い光が弱まり、白い光へと変化しました。
城塞全体が揺れ動き、轟音が鳴り響きましたが、次第に静寂が訪れました。
闇の心臓が破壊されたのです。
ハノカたちは、息切れながらも、互いの顔を見合わせました。
「…や、やったわね… 闇の心臓を浄化したわ…」
ヴィヴィアンは、信じられない様子で呟きました。
エドワードも、
「…そうだね。これで、闇の魔法使いの野望は完全に打ち砕かれたはずだ。」
と、安堵の表情を浮かべました。
すると、解放された人々が、歓声を上げながら、ハノカたちに近づいてきました。
「…ありがとう! 白の魔法使いたち! 君たちのおかげで、この恐ろしい闇から解放された!」
一人の老人が、ハノカに感謝の言葉を述べました。
他の人々も、ハノカたちに敬意を表し、ねぎらいの言葉をかけました。
ハノカは、
「…私たちができたのは、当然のことです。皆さんも、最後まで諦めずに戦ってくれましたよね。」
と、人々に労いの言葉をかけました。
解放された人々の中には、魔法の知識を持つ者や、王国の騎士団に所属していた者もいました。
彼らは、ハノカたちと協力し合い、城塞から脱出する道を探すことにしました。
城塞は、闇の心臓が破壊されたことで、構造がもろくなり始めていました。
崩落する危険を避けながら、慎重に脱出経路を探していきます。
ようやく、城塞の出口を見つけ、一帯から脱出することに成功しました。
外に出ると、辺りはすっかり夜明けを迎えていました。
闇に覆われていた大地は、朝日を浴びて、少しずつ輝きを取り戻していました。
ハノカたちは、解放された人たちと共に、希望に満ちた表情で、新しい朝を迎えました。
しかし、ハノカだけは、どこか晴れやかな表情とは違いました。
「…ハノカ、どうしたの?」
ヴィヴィアンは、ハノカの様子を心配して声をかけました。
エドワードも、
「…そうだね。闇の心臓を浄化できたはずなのに、どこか浮かぬ顔をしているね。」
と、ハノカを気遣いました。
ハノカは、ためらいながらも、
「…闇の心臓を浄化した時、何か…




