シーズン2 エピソード16: 古代の遺跡と封印されし闇
灼熱の太陽の下、ハノカたちは、砂漠の奥地へと向かっていました。
何日もかけて旅を続け、ようやく彼らが辿り着いたのは、砂に埋もれた古代都市の廃墟でした。
崩れ落ちた建造物や、風化して読めなくなった碑文などが、かつての栄華を物語っていました。
「…ここが、闇の魔法が使われていたという場所か。なんだか不気味な感じがするね。」
エドワードは、辺りを見回しながら、少し怯えた様子で呟きました。
ハノカは、メルビンから受け継いだ白の力を込め、周囲を警戒しながら廃墟の中へと進んでいきました。
廃墟の中は、砂漠の強い風によって砂埃が舞い、歩くのも困難なほどでした。
「…ハノカ、奥の方から、何か気配を感じる…」
ヴィヴィアンは、鋭い視線で奥の方を指さしました。
ハノカたちも、ヴィヴィアンが言うように、奥の方から、かすかな闇のオーラを感じ取っていました。
慎重に奥へと進むと、一行は、半壊した神殿のような建物に辿り着きました。
神殿の中には、中央に安置された、黒曜石で作られた祭壇のようなものが
ありました。
祭壇には、何らかの魔法陣が刻まれており、そこから、かすかな闇の力が漏れ
出していました。
「…これが、闇の魔法が使われていた場所か…。」
ハノカは、祭壇に近づき、刻まれている魔法陣を凝視しました。
魔法陣は、見たこともないような複雑なものでしたが、どこかで見たような
既視感がありました。
「…待てよ、これって…。」
ハノカは、記憶を辿り、図書館で読んだ闇の魔法の歴史書のことを思い出しました。
歴史書に載っていた、"黒の結社" が使っていた闇の魔法の儀式に、この魔法陣と
似たようなものが描かれていたのです。
「…ヴィヴィアン、エドワード! この魔法陣、"黒の結社" が使っていたものと
似ているんだ!」
ハノカは、慌ててヴィヴィアンとエドワードに伝えました。
ヴィヴィアンとエドワードも、ハノカの話に驚きを隠せませんでした。
「…ということは、ここには、何らかの闇の力が封印されているのかもしれないな。」
ヴィヴィアンは、ハノカの言葉を聞いて、推測しました。
「…そうだね。でも、どうやって封印を解けばいいのか分からない…」
エドワードは、途方に暮れた様子で呟きました。
ハノカは、再び祭壇に刻まれた魔法陣を凝視しました。
すると、魔法陣の線が、かすかに光を放ち始めたのです。
「…あれ? 魔法陣が光ってる!」
ヴィヴィアンが、驚いた声をあげました。
光は、徐々に強さを増していき、魔法陣全体を覆い尽くしました。
そして、突然、祭壇から、黒い霧が吹き出しました。
黒い霧の中から、不気味な声が響き渡りました。
「…愚か者ども… この封印を解いてしまったのか… この世界は、再び闇に染まるのだ!」
黒い霧の中から、禍々しいオーラを纏った人影が姿を現しました。
その人影は、ローブを纏っており、素顔は見られませんでしたが、闇の魔法使いであることは明らかでした。
「…貴方は…誰だ! この封印を解いたのは、俺たちではない!」
ハノカは、人影に向かって、立ち向かおうとしました。
しかし、人影は、不敵な笑みを浮かべると、
「…ふふふ… もう遅い! 闇の力は、再びこの世に解き放たれたのだ!」
と言い残すと、黒い霧と共に、神殿の外へと消え去りました。
ハノカたちは、急いで神殿の外へ飛び出しましたが、闇の魔法使いの姿はどこにも見当たりませんでした。
「…いったい、何が起こったんだ?」
エドワードは、呆然とした様子で呟きました。
ヴィヴィアンは、ハノカの肩に手を置き、
「…ハノカ、落ち着いて。闇の魔法使いが去ったことは、とりあえずは幸運だ。でも、封印が解かれてしまった以上、何らかの形で闇の力が復活するかもしれない。」
と、冷静に分析しました。
ハノカは、ヴィヴィアンの言葉に頷き、
「…そうだね。このままではいられない




