表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/157

エピソード22 険しき山脈と過去の残響

灼熱の砂漠を抜け出し、私たちは、険しい西の山脈へと足を踏み入れた。


山道は、険しく、一歩間違えれば、谷底へと落ちてしまいそうな場所も多かった。


だが、シアンは、剣術の達人らしく、軽々と岩場を登っていった。


私は、歴史オタクとはいえ、山登りの経験はほとんどなく、シアンに助けられながら、何とか登っていくのがやっとだった。


ようやく、ある程度の高さまで登り着くと、景色が一変した。


視界が開け、眼下には、広大な山脈が広がっていた。


そして、その山脈の遥か彼方に、古代の神殿のような、巨大な石造建築物がかすかに見えた。


「…あれが、失われた文明の遺跡だろうか?」


私は、興奮気味に呟いた。


シアンも、その石造建築物を見つめ、


「…おそらく、そうだと思う」


と、答えた。


しかし、その石造建築物までの道のりは、想像以上に険しく、容易には辿り着けそうにない。


「…道なき道を進むしかないな。険しい山道になるだろうから、お互い気をつけよう」


シアンは、そう言って、再び歩き出した。


私たちは、険しい山道を登ったり、谷川を渡ったりしながら、少しずつ失われた文明の遺跡へと近づいていった。


旅は、過酷を極めた。厳しい寒さに見舞われたり、野生の魔物に襲われたりすることもあった。


だが、シアンは、剣技で魔物たちを倒し、私を守ってくれた。


そして、私が歴史書で学んだ、野外のサバイバル術が役に立った。


道中、私たちは、いくつかの洞窟を見つけた。その洞窟の中には、壁画が描かれていた。


壁画には、高度な文明を築いていたと思われる人々の姿が描かれていた。


その人々の服装や道具は、見たこともないようなもので、歴史書にも、このような文明の記述はなかった。


「…これは、本当に、歴史書にすら記されていない、失われた文明の痕跡かもしれない」


私は、歴史オタクとして、興奮を抑えられなかった。


壁画の中には、白き光の様なものを手にしている人の姿も描かれていた。


もしかすると、白き光の源はこの失われた文明によってもたらされたものなのかもしれない。


そう考えながら、私たちは、さらに山頂を目指して登っていった。


そして、ようやく、山頂付近にたどり着いた。


山頂付近には、巨石で作られた、壊れかけた建造物がいくつか点在していた。


そして、その建造物の一つから、かすかな光が漏れていた。


「…あれが、失われた文明の遺跡の入り口かもしれない」


シアンは、そう言って、その建造物へと近づいていった。


私たちは、慎重に、建造物の中へと入っていった。


建造物の中は、暗く、ひんやりとした空気が漂っていた。壁には、ぼんやりと光る苔が生えていた。


奥へと進むと、広間に出た。


その広間の中央には、祭壇のようなものが置かれていて、その祭壇の上には、白い光を放つ、水晶のようなものが安置されていた。


「…これが、白き光の源だろうか?」


私は、緊張しながら、祭壇へと近づいていった。


水晶に触れた瞬間、眩い光が放たれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ