表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/157

エピソード19 未来からの導きと歴史の旅

セシリアの言葉に、私は心を躍らせた。歴史オタクとして、伝説の武器探しなんて、夢のような話だった。


「…もちろん、学院としても、協力させていただきます。白き光の護符の力を強めることは、闇の魔法に対抗する上で、非常に重要ですからね」


学院長は、そう言って、セシリアに微笑んだ。


こうして、セシリアをに加えた新たなメンバーで、白き光の護符の力を強めるための作戦会議が始まった。


セシリアが持ってきた「未来の歴史書」を見ながら、過去の英雄たちが残したかもしれない場所を議論した。


「…この本によると、西の砂漠に眠ると言われる『太陽の剣』は、闇の魔法を打ち消す強力な力を持っているそうです」


セシリアが、そう言って、未来の歴史書の一節を指し示した。


「…太陽の剣…確かに、歴史書にも、西の砂漠に眠る伝説の剣の記述がある。だが、その場所は、灼熱の砂漠の中にあり、簡単にはたどり着けない」


私は、自分の知識を元に説明した。


「…ですが、歴史書には、砂漠の奥地にあると言われるオアシスについての記述もあります。そのオアシスには、太陽の神殿と呼ばれる遺跡があり、太陽の剣が眠っているかもしれないのです」


シアンが、地図を広げながら言った。


「…なるほど。それでは、まずはそのオアシスを目指すのが良さそうだね。セシリアさんは、遥か未来から来たというのなら、砂漠の旅について詳しい知識があるかもしれない」


アリアは、セシリアに目を向けた。


セシリアは、少し困ったような表情を浮かべて答えた。


「…実は、私は歴史の狭間を越えてくるのに、多くの魔力を費やしてしまいました。そのため、魔法が使えない状態なのです。なので、砂漠の旅については、皆さんにお任せしなくてはなりません」


「…それは困ったな。砂漠は、危険な魔物が跋扈 (ばつこう) しているという話だ」


シアンが、眉間にしわを寄せた。


「…ですが、心配しないでください。私は、歴史書で、砂漠の生き残り方を勉強してきました。それに、生徒会長として、皆さんを危険な目に遭わせられません。私が、皆さんを守りながら、オアシスを目指して導いていきます」


私は、そう言って、胸を張った。


セシリアは、私の言葉を聞くと、少し驚いたような表情を浮かべた。


「…生徒会長さん…頼もしいですね。未来の歴史書によると、過去の英雄たちも、歴史の知識を頼りに、様々な困難を乗り越えてきたそうです。あなたも、まさに、歴史の力を借りて、仲間を導く英雄になりつつあるのかもしれませんね」


セシリアの言葉に、私は少し照れくさくなった。


こうして、白き光の護符の力を強めるための旅は、決まった。


出発の日、生徒たちが見送る中、私とシアン、アリア、そしてセシリアは、馬車に乗って、エーテルワルド学院を後にした。


旅は、想像以上に過酷だった。灼熱の太陽が容赦なく照りつけ、砂嵐が襲ってくることもあった。


だが、私は、歴史書で学んだ砂漠の生き残り方を思い出し、仲間たちを導いた。


オアシスまでの道のりは、想像以上に遠かったが、お互いを励まし合いながら、なんとかたどり着くことができた。


オアシスは、緑に囲まれた美しい場所で、まるで別世界のような光景だった。


オアシスの中央には、セシリアが話していた、太陽の神殿と呼ばれる遺跡がそびえ立っていた。


「…これが、太陽の神殿か…歴史書に描かれていたものと同じだ」


私は、興奮気味に呟いた。


いよいよ、伝説の武器「太陽の剣」が眠っているかもしれない場所へと向かうのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ