私のエッセイ~第三十六弾:魔界ゾーン「東京タワー」!!
皆さん、こんばんは!お元気ですか・・・?
今宵も寝苦しい夜になりそうですねぇ・・・決して無理はせず、適切にエアコンや扇風機を使用して、できるだけ「快適な部屋」にして、お休みください。
それでも、「なんか部屋の中に、あたしの他に誰かいるような気がして、眠れないのよ・・・。」
そんな方に、夏の風物詩、「ミニ怪談」を贈ります。
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さて・・・皆さんにもおなじみの「東京タワー」。
東京スカイツリーという「新名所」ができた今でも、都民の皆さんのみならず、全国各地、そして世界中の外国人の方にも広く知られている、日本を代表する「観光名所」です。
高度成長期の、昭和三十年代に建てられた「巨大電波塔」なんですが・・・テレビがお茶の間に急速に普及し、テレビ各局も次々と作られた時期でもありまして、東京地区の「テレビ塔」を一本化する必要もあったために、大急ぎで建設されました。・・・東京オリンピックもありましたしね。
そうした事情もありまして、その「用地取得」の手続き、契約、実地調査・・・こういう建設前のさまざまな困難が立ちはだかったらしいですね。
特に「奇異」なことに、皆さんもよくご存知だとは思いますが、あの「増上寺」の墓地の中に、実はこの東京タワーの「片足・・・というよりは、四本足のひとつ」が、突き刺さった形で立っているんですよ!
これはもちろん、その墓地に眠る「死者の魂」よりも、「時間」を優先した結果に他ならないんですが・・・このことが理由で、この有名な観光スポットに、数々の「怪奇現象」が現れることとなったのです・・・。
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この「東京タワー」に幽霊が出る、という不気味なうわさが立ちはじめたのは、完成して数ヶ月たってからだといわれています。
それを、いくつか「箇条書き」でご紹介します。
『タワーを背景にしてシャッターを切ると、不気味な人影がいくつも写る。』
『展望台で写真を撮ったら、被写体の背後に大きな顔が写っていた。』
『夕方になって、館内に設置された望遠鏡を覗いたら、目の前の空中に髪を振り乱した怖い顔の女が現れ、一瞬、女と目が合ってしまった』
・・・まだあります。
以前、この東京タワーには、「ロウ人形館」という、暗くなってから行くのが、ちょっと怖いようなコーナーがありました。
それにまつわる怪談話もあります。
『閉館間際のロウ人形館の静まり返った空間に、他に誰もいないのに、コツコツという人の靴音が響く』
『展示されたロウ人形に混じって、展示した覚えのないロウ人形が、並んで立っている』・・・など。
「人形」って・・・特に「日本人形」なんかがそうなんですが、「人の魂」が宿るっていいますからねぇ・・・。
あと、こんな話もありますね。
この館内を巡回警備していたガードマンの話なんですが・・・巡回中に通路で、誰もいないのに「ラップ音」を聞いたり、背後に人の気配を感じたり・・・何を話しているのかは皆目分からないけれど、暗闇の奥から、複数の人の話し声が聞こえてくる・・・などなど。
・・・昼間は観光客でにぎわう「明るい観光地」なんですが・・・夕闇が迫る頃には・・・ほら、あなたの後ろにも不気味な「なにか」が・・・。
では、今宵はこれにて失礼します。
・・・くれぐれも、「怖い夢」だけは見ないように。
m(_ _)m