「応募作品が3000作品を突破しました!」と公式発表されたけれど ――検索システムを用いた応募作品表示について・その2――
昨日の夕方。
今年のネット小説大賞の応募期間が始まって2日目の午後5時、Twitterの「第9回ネット小説大賞」公式アカウントにて、
>開催中の「第9回ネット小説大賞」ですが、応募作品が3000作品を突破しました!
という報告がありました。
Twitterの反応を見ていると「もう?」と驚いている方々もおられるようです。
私自身は、前々回のエッセイ記事で記したように「今年は多いだろう」と予想していたので、いつもよりペースが早いことに関しては「やっぱり」と思うだけなのですが……。
前々回に挙げたように、「ネット小説大賞の時期がずれた影響」として、応募総数が増えた他サイトのコンテスト。例年は応募総数1万規模の「カクヨム」のコンテストが、今年は1.5倍でしたから、ぼんやりと「ならば同じ規模のネット小説大賞もそれくらい?」と考えていました。
でも2日で3,000突破ということは、最終的に15,000では済まないかもしれない、と少し驚いています。応募期間開始前から応募キーワードをつけていた人々もいるので、厳密には『2日』ではないでしょうけれど。
なお、上記ツイートに私が気づいたのは、午後6時半ごろ。
午後5時の時点で応募総数が3,000作品を突破していたならば、その時点では当然、もう少し増えているはずですが……。
公式サイトから「応募作品」をクリックしてみると、2,974作品。3,000には届いていませんでした。
普通ならば「なんで?」と不思議に思うところですが、前回のエッセイ記事に記したように、既に私は「検索システムを用いた応募作品表示がおかしい?」ということには気づいていましたからね。慌てず騒がず、「ジャンル選択」で「全ジャンルを選択」してから「検索」し直しました。
すると、今度は3,192作品。きちんと3,000を超えていました。
依然として『すべてのチェックを解除した場合、すべてのジャンルが検索対象となります』の説明通りにはならず、デフォルト状態の「どのジャンルも選択されていない」と「全ジャンルを選択」とでは検索結果が一致しない。その理由も、一つの仮説は思いつくものの、それが正しいかどうか確かではない。
そんな状態ですが……。
少なくとも!
公式の「応募作品」のページでは(デフォルト状態の「どのジャンルも選択されていない」では)3,000作品に届かないのに「応募作品が3000作品を突破しました!」と公式発表があったということは、「応募作品」のページには表示されない応募作品も、コンテスト運営側では応募を受理して、応募作品として認識している、という証ですよね。
これは朗報です。
前回のエッセイ記事で書いたような『もしも「応募作品」のページに基づいて運営側が「応募」を判断しているのであれば、応募者は応募したつもりなのに運営側には「応募した」と伝わっていない作品があるのではないか?』という心配が、これで解消されました。
めでたし、めでたしです。




