8 私、馬にも乗るし木にも登っちゃうの☆
ヒロインの性格付け――それは簡単な作業ではないと思う。
たくさんの物語を生み出されている方なら特に。
でね、そんなヒロインの設定で気になるのが他の女性キャラとの区別の為に多用される、
馬に乗るし木にも登るおてんば系ヒロインの設定。
馬に乗ったらええし木にも登ればええよ、好きにせえ。
でもな、1人で馬に乗れるのヒロインだけじゃないと思うんだ。
貴族女子でも隠してるだけで他にもおるって!
ほんで実際問題、木に登りてえええ!ってなったことある?
女性に聞きたい。
自然が身近にあった幼少期なら木登りをして遊ぶのはわかる。
でも大人になってまで木に登りたいか?
木登り以外に楽しいこと見つけられんかったんか?
ネコを助けるために木に登る?
今ドレス着てんねんで?
くっそ動きづらいやつ。
自分の握力過信してないか?
ほんでまたヒーローがタイミング良く木登りしてるヒロインの前に現れるやん。
思っくそスカートの中見てるやん。
痴漢やん。
ファンタジーフィクション内で大体の女性は足を見せるのははしたない設定なんでしょ?
なんでヒーローはずかずか近付いてんねん。
ヒロインが落ちそうになったら咄嗟に助けるのはしゃあないわ。
でもそのまま話膨らませて出会いイベント完遂すな。
見て見ぬふりしたれや。
しかもヒーローだからよかったもののならず者だったらやべえ事態になってるぞヒロイン。
「このおてんばはいつも媚びてくる女達とは違う」
じゃねえわ。
貴族女子でおてんば系の子が珍しいのかもしれんが、果樹園で働いてる農家の娘とかそれこそひょいひょい登っとるんと違うんか。
ぱんちらか。
パンチラなんか。
結局ラッキースケベなんか。