18 ひどい境遇のキャラを幼い頃に救い上げた主人公は将来忠誠を誓われるがそれ以外の人も助けたりしたんだろうか
これね、ファンタジーフィクション世界の物語に多いじゃん?
ぼろぼろで道とか森に倒れてた子供をこれまた子供な主人公が「馬車を止めて!」とか言いながら綺麗なドレスが汚れるのにもかかわらず抱き上げて魔法とか使っちゃったりして救っちゃうやつ。
救う対象は男の子なら将来主人公に忠誠誓いつつ恋愛感情秘めし系男子になるし、女の子ならご主人様は私が守ります絶対裏切らない系侍女になるし。
救うのは別にええねん。
それが将来自分を冤罪で糾弾するキャラに成長する予定の子供でもええねん。
攻略対象者の過去のトラウマさっさと解消しちゃう系主人公でもええねん。
(※こちらのエッセイはバカの、いやアホのひとつ覚えのように『~系』表現を多用しますご注意ください)
偽善でもなんでもええねんけどな、あなたが大人になるまでにそのような『ぼろぼろ状態の子供』は他に何人おった?見かけた?
大人でも可。
おそらくな、物語を読んでる感じ、そんな境遇の人間って他にもごろごろしてるような世界っぽいんよな。
貧富の差とてつもなくあります世界観。
でも主人公が助けるのは将来ヒーローになったり主人公の為に忠誠を誓う1人だけ。
兄弟姉妹でお嬢様に救われた――パターンもあるにはあるか。
主人公は孤児院に通ったりして慈善事業に携わることって多いけど、自分の貴族の素晴らしいお家に住まわせて自分の身の回りに侍らす(悪意ある言い方)のは将来イケメン間違いなし男子とか忠誠誓いし将来仕える系女子だけでしょ?
物語に絡んでこないいわゆるモブとしてひどい境遇にある子供を、主人公が大人になるまでに一度も見かけないってありえないよなあって。
主人公のキャラ設定に行動原理として見捨てるのはおかしいよね?
そりゃすべての人を救うなんてことはできないのはわかるけど、だからこそ将来ヒーロー侍女予定のぼろぼろ状態キッズにそこまでの好待遇なんなん?って。
「お風呂に入れてあげるわ」
「食事は一緒にとりましょう」
「あなたの家庭教師もお父様にお願いしてみるわ」
「あなたは大切な家族よ」
なんて、初めに助けたさ、たった1番目にしか適用されない過ぎた好待遇に愛情に疑問が湧いちゃうんだよな~。
すーぐ執事侍女見習いにするやん。素性不明な人間をさ。
他のひどい境遇子供キャラに対する差!
そうしないと物語が進みませんよ正論は必要ありませんことよ。
フリーザですよ。