才能なんてないのに創作を続けてしまう呪い
web小説サイトに作品を投稿。
結果はブクマもつかず、レビューなんかあるわけない。
ある日を境に、PVはまったく伸びる気配すらない。
好きの反対は嫌いではなく無視という言葉があるように、その作品には読むに値しないという審判が下された。
創作なんてもうやめよう、自分には才能なんてないのだから、とヘコむこと数日。
なぜだか、頭の中にはアイデアがいろいろと浮かんでくる。
そのアイデアを文字に起こし、設定をまとめてみる。プロットまではうまくいく。
だが、実際に小説として書き出そうとすると吐き気がする。自分の想いが言葉にならない。
それでも、ない頭を絞って書き出す。書き出す。
「これじゃない」と消して一からまた書き直す。
詰まってはやり直し、思うように表現できなくてやり直し。
ループ設定の主人公のように何十回、何百回とそれを繰り返す。
書き上がった小説に満足できない。こんなものが面白いわけがない。
そうやって、また一から書き始める。
「創作なんてマスターベーションだ」なんてよく言うけど、この作業のどこに気持ち良さがあるのだろうか。
才能がないのだからそれは無意味な事。創作なんて一部の天才のみに許されたものだ。
だからやめよう。何度も何度も……何度もそう思う。
でもやめられない。
どんなに苦しくてもやめられない。
だから、また繰り返す。
たぶんそれは、一生続くのだろう。
それは死に至る病。
呪いゆえに、その作者は創作をやめられない。