第4話 12歳
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異世界に来てソフィアは12歳になっている。
容姿も美幼女から美少女になり、自分で言うのもなんだがとてもカワイイのだ。
だが、残念な事が一つあるのだ。御胸様があまり膨らみになってない事である。まだ成長途中ではあるが、爆乳美女には届かないだろう。
自分自身で揉んだりして大きくならないか頑張ってはいるのだが、あまり楽しいものではなかった。
そしてソフィア育成計画についてなのだが、魔法や護身に関しては10歳の頃にパレス先生から免許皆伝を頂いたのと、パレス先生が妊娠したので家庭教師を続けられないとのことで、10歳からは魔法と護身の授業は独学で行っている。再び、ロリハルコン先生みたいな人が来ても困るので独学にしてもらった。
魔法に関しては、上級者クラスの実力があるとパレス先生からのお墨付きなので今後も訓練を行っていく予定である。
護身の方もナイフや棒術などを習い、多少の荒事なら一人で解決できる実力は持てたのである。
座学に関してもこの体になって記憶力がいいので、色々な知識が短時間で覚えられたのだ。
礼儀作法についてはなぜか弦楽器を弾かされていた、音楽にまったく興味がなかったおっさんには厳しい世界であった。
パレス先生が家庭教師を辞める前に色々な話をした。主に冒険者についてだ。
冒険者とは自由に生きていける職業であり、近隣のモンスター討伐して素材を集めてギルドへ売却して生活をしているとの事。
冒険者ギルドへの登録は、12歳以上から登録可能で手数料を払えば誰でも職業に就けるとの事なので、脱走後は冒険者になろうと決意したのである。
現在脱出計画について一人で作戦会議中である。
脱出経路は神殿の緊急避難用出入り口というものがあり、一部の人間にしか知らない出入り口である。勿論、聖女である俺も場所は知っている。
脱出経路については問題ないだろう。
次は脱走後の生活だが、これは問題ない。今まで聖女として生きてたので個人的な御布施と称して色々金貨を頂いているのです。金貨1枚がどのぐらいの価値があるか不明だがしばらくは生活出来ると思う。
現在住んでいるのがエレット王国の首都だ。さすがに同じ街に住んでいる訳にはいかないので、首都から馬車で半日ぐらいの場所に「リーゼロッテ」という、そこそこ大きな街があるそうなのでリーゼロッテにて冒険者として生活していこうと思っている。
脱出日については、もう少し様子を見てから決める予定だ。
大雑把ではあるが、着々と脱出計画は進行しているのだ。
そして現在は日々聖女として生活をしている。訓練や講義の合間を縫ってソフィア教の講演会みたいなものに出席したり、怪我や病気の人々を治療したりと意外と忙しく生活している。
今は夕食も食べ終え部屋で紅茶を飲みながら休んでいると、ノックの音がしたので入室を許可した。
俺専属側仕えから明日の予定について聞かされた。
午前中は講演会に出席して、午後はジェイク様との晩餐会となっております。
ジェイク様?初めて聞く名前だったので、詳細を聞いてみた。
詳細を聞いて自分なりにまとめてみるとこういうことだった。
ジェイクは王国の第二王子らしく、俺の婚約者らしい…。
ふぁ!?
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