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第2話 3歳

成長するおっさんの物語

転生してから3年が経過した。3年の間に言葉を理解できるようになり、少しだが文字も覚えた。



解ったことは自分の名前はソフィアというらしい。容姿は美しい赤毛で肩の辺りまで髪が伸びている。そして整った顔立ちをしており、自分でいうのはあれだが美幼女である。


文明レベルは外に出してもらえないので詳しくは解らないが中世ヨーロッパぐらいのようである。


現在ソフィア教団の聖女として扱われているようである。

何をもって聖女なのか不明なので、俺を世話を担当しているメイド聞いてみた。


ソフィア様、聖女は背中に聖女としての証、刻印が体に刻まれているのです。


刻印?どこにあるの?


歴代の聖女は背中の肩甲骨辺りに星型の痣あり。そして痣がある者をソフィア教の聖女として育てていくのです。生みの親と完全に離され育てていくとの事だ。


合わせ鏡で自分の背中を見てみると


「まじであるわぁ…」




顔も見たこともない親はどうでもいいのだが、ソフィア教に都合のいい聖女として生かされるのは問題があるだろう。


まったくもって迷惑な話である。見た目は美幼女ではあるが、中身はおっさんだ。

おっさんといえども男であるからには未知なる地への冒険やダンジョンに潜ったりしていたいのである。


このままソフィア教にいると飼い殺されると思い、俺3歳でいつか脱走をする事を決意した。


だが、まだ早い!


現状はただの3歳女児である。恐らくこのまま外にでたら、速攻で誘拐されるか、すぐに連れ戻され警備をガチガチにつけられてしまう。なので今はこの世界の知識や最低限生きていく為の何かしらの技術が必要だと考えた。


その為には心がおっさんである事はバレてはならないと悟った。しばらく聖女らしく生きソフィア教から普通の聖女であると認識させなければならない。


お淑やかに生きていくにはおっさんには辛い…。



枝豆食べたい・・・。



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