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自力で転生した少女  作者: 10bit
第4章 魔法の導き
31/85

設定資料

★登場人物

 シル(主人公)…緑色の肌に、灰色の髪を腰まで伸ばした鬼人の少女。7月生まれ。第4章の途中に死亡。享年14歳と6ヶ月くらい。


第2章より

 ミリーナ…金髪碧眼で、髪は腰まで伸ばしている。少しつり目だが、優しく、可愛いものが大好き。兵士として働いている。シルの4つ上。


第3章より

 シャムーティア…略称シャム。オレンジ色のツインテールの少女。元気一杯で、砕けた口調でよく話す。11月生まれ。シルの1つ下。実家は食堂。

 マローネ…栗色のアップスタイルの少女。冷静を装っていて、割と知的な雰囲気。シャムとは幼馴染。9月生まれ。シルの1つ下。実家は鍛冶屋。


第4章より

 シルヴィア(主人公)…邪教徒事件で亡くなったシルが、死ぬときまで魔力を流し続けた魔法計算機上の人工知能。シルの完全コピーとして情報を持っており、魔力が尽きるまで動き続けることができる。シャムたちに魔力を回復させてもらった後、鬼人ではなく猿人としての肌の色で生前の姿を魔法により再現。角はなく、透き通る紅が見える黒瞳、輝く銀色の長髪を結わずに垂らしている。同一の名前では怪しまれるので、名前はシルヴィアに改名した。第4章終わり時点で、シルの年齢換算15歳6ヶ月。


 シルは元から美少女です。今回はさらにおしゃれをした感じです。身長や胸は弄ってません。なので、背は130cmちょっとのまま、胸は…ありません。というか、シャムもないですし、マローネとミリーナさんはちょっと膨らんでるかな程度です。あしからず。

 今回3人とも泣きまくりでしたが、シルはあまり死に対してショックを受けていません。肉体より精神に人というものを考えているからです。なので、シルは他人の感情を想像して、慰めるなどの行動を取っていたりします。

 それにしても、魔力回復の方法も探すようにシャムたちに言う場面では、ちょっとシルがふてぶてしいなぁなんて思ったりしてました。なるべく感謝の言葉を使って、申し訳ないと思いつつもお願いしてたんだよという雰囲気を出すように頑張ってみましたが、微妙だったかもしれません。


★邪教徒について

 今後正体が明かされることはないので暴露すると、トーン領主の貴族と権力争いをしている貴族の仕業です。目的はトーン領を混乱させ、権力を削ぐことです。

 今回の事件の実行犯は例の貴族に仕えていた人たちで、本来ランク4の魔法を覚えられる地位の人ではありませんでした。生まれたときから存在を隠され、秘密裏にランク4の魔法を習得させられ、トーン領都へと送り込まれました。

 現地で邪教信仰という隠れ蓑の組織を立ち上げ、一部の組織員は現地で集めました。シャムのお父さんのところに現れた邪教徒も現地人です。

 邪教徒たちの企みはこれからいよいよというところでした。冒険者の殺害もある程度たまったところで噂として広める予定でしたが、シルたちというイレギュラーによって失敗に終わりました。それどころかランク4魔法を使ったのに生き残られてしまったので、貴族との関連性まで疑われる形となり、計画全体が失敗になりそうな状況に追い込まれます。

 そこで計画変更をし、冒険者だけでも活動できないようにしようとしました。それが領都外での冒険者乱獲です。シャムたちに襲いかからなかったのは邪教徒内でちゃんと情報共有していたからです。こいつらは危ないと。

 貴族たちが邪教徒を生け捕りにできたのは、鍛え方が違うからです。同ランクの魔法でも、高ランクの魔法を使える人の方がより威力が高くなる傾向にあります。そのため、ランク4ぎりぎりの邪教徒とランク5以上も使える貴族では実力に差が付いてしまい、離れた場所からでも追いつくことができ、簡単に捕らえることができたのです。

 作中では全員捕まったのか分からないとしていますが、ちゃんと全員捕まっています。忠誠心が高いので、誰も口は割らなかったようですが。


 今回もネタに困って考えたものです。シャムの両親の話を考えて、この章を書き始めたのですが全く主軸が変わってしまいました。

 ちなみにシルも大怪我程度にしようと思っていたのですが、魔法では怪我を治せないので、このままでは手が使えないとか全身やけどの跡が残るとかで痛々しい状態になってしまいます。それならばと、この世界に転生してきたように生まれ変わってしまえばいいじゃん、と思ってこんな形になりました。転生でも良かったのですが、ランク3ちょっとの魔力で転生できるのもなぁと思って、人工知能という形にしています。

 章タイトルは邪教徒の話を組み込んでから付けました。格好つけたタイトルになってますが、ようは魔法計算機によって算出された、導かれたということです。その演算結果の存在がシルになります。




 また調子崩して執筆停滞中です…。

 書き溜めがすごくありがたく感じます。

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