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初々  作者: 雪野 空
23/26

第23話:答え

深い眠りから覚めたのは早朝6時過ぎだった。いつもなら早起きの太陽君も、今日はなかなか目を覚まさない。

すごく幸せだった。好きな人と一緒に眠ることが、こんなに幸せだなんて知らなかったよ。ありがとう。

私たちは両想いなのかな?昨日告白してくれたのかな?

でも…私は遠距離なんてする自信ない。

会いたくなるに決まってる。声だって毎日聞きたくなる。でも、それは簡単にはいかないこと。ここは電波入らないから、携帯なんて持ってても無意味だし、第一太陽君携帯持ってないし…。会いに行けるのも休日に限られる。電車賃だって馬鹿にならないし、受験生の私たちにはバイトする余裕もない。ほとんどお互いのことわからないまま時間が過ぎていくなんて虚しいよ…。

太陽君は離れてても平気なの?会えなくても声が聞けなくても、今と同じ気持ちでいられる?私は…そんな自信ないよ。

太陽君の寝顔を見ながら、私は一筋の涙を流した。中途半端な自分にムカついたから。太陽君と付き合う自信がないなら、なんでキスしたりしたんだろう…。今更どんな顔すればいいかわからないよ。

「ごめんね…。」自然と口からこぼれていた。

太陽君が私と付き合うつもりでいるかどうかはわからないけど、私はやっぱり太陽君とは付き合えない。きっと私は太陽君の優しさに甘えてわがままばっかり言っちゃうんだろう。私は太陽君を好きになって自分がこどもだって気付いたんだ。

だから、太陽君の夢を壊してしまうかもしれない。それにわがままばっかり言ってしまったら、太陽君は段々私を疎ましく思うんじゃないかって考えたら…怖くなった。

もし出会ったのがもう少し後だったら…今とは違う答えが出せたかもしれないね。でも、大事なのは今で…。

私の中で答えはもう1つしかないんだ。

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