25/120

第四章　郷愁別離　（第三章までのあらすじ）

今日は、この「第三章までのあらすじ」のほかに、6時に第四章（一）を更新します。

私塾「山麓（さんろく）」の学長が密室とおぼしき部屋で殺されたため、直後に駆けつけた欧陸洋（おうりくよう）と楊淵季（ようえんき）が犯人扱いをうけてしまう。

楊淵季が連れ去られたため、残された欧陸洋は役人の取り調べを受けた。

華都（かと）に居場所がないと考えた陸洋は、学友の孫伯文（そんはくぶん）、周仲興（しゅうちゅうこう）と共に脱出を企てる。

「山麓」の地下を流れる河を下って脱出するため、船を用意していたところ、塾の先生たちに見つかってしまった。

その際、陸洋は「山麓」に使用人として雇われている少年・程適（ていてき）に体をつかまれる。

振り払うことができなかった陸洋は、程適を抱え上げ、そのまま船に飛び乗った。