四話
もし、今日中にもう一話終わったら投稿予定です!確約はできません。
音がだんだんと近づいてきたから、集中する。
武器はないから、素手でやるしかない。
マジで、武器どうしたよ!
ここは異世界だよね!?私、神の子だよね!?
魔法なんて、使えないよ?魔法がない世界からやって来た人に、いきなり使わせるのはハードモード過ぎない!?
ここが森のどれくらいの深さなのかわからないから、何が出てきてもいいように手首を回して指をゴキゴキいわせながら準備運動をする。
素手でやれるといいな・・・
屈伸、アキレス腱もしっかり伸ばしてっと。
ヤるなら一撃必殺だよね。武器ないし。武器ないし!大事なことだから二回いましたが何か!?
怒ってますよ、私!
・・・ゴホンッ!
一撃必殺をするためには、相手が巨大なのは確実。
どこに打ち込むかタイミングなどを頭の中でシュミレーションしつつも、準備運動兼ストレッチは怠らない。
なんでそんな事が出来るのかって?
三歳から、色々と仕込まれたおかげかな?
色々あったのですよ。改めて考えると波乱万丈な・・・なんでもありません。
・・・遠い目なんてしてませんよ?
それに、敵わなさそうだったら逃げるに限るのですよ。
「逃げるが勝ち」って言葉は素晴らしい!
ガサガサ・・・ドスン!
おっと、いよいよ敵さんのお出ましみたいですよ
「ブモォォォォォォォォォ」
イノシシの様な顔の巨人が襲ってきた。
そんなに叫ばなくても、分かりますよ?
何雄叫びをあげてるんでしょうね?
イノシシ巨人さんに命名する
子どもな身長ではイノシシ巨人さんの背が高くて届かない。
ではどうするか。
背が高いのならば、低くすれはいいのだよ!ふふふ・・・
慌てず、冷静にイノシシ巨人さんが視認できないような速さで背後に周り、膝裏にジャンプをしながらの膝蹴りを入れ、倒れた瞬間を狙って首の骨を折る。
子供の手で手刀下からって骨はそんな簡単に折れませんよ!?
人間と大体同じような構造をしていたらしい。
あっけなく倒してしまった。
が、考えてみてほしい。子供の力で倒せるはずがない。
つまり、この体のスペックによる恩恵が大きいということだよ。
どんだけ力あるの!?
子供が、何倍もの大きさのイノシシ巨人さん倒すなんて怖いよ!
実行したのは私なんだけどさ!
実行できちゃったんだもん。
私悪くない!・・・ないったらないの!
普通はこんなにうまくいかない。というよりも、想像したものを実践投入しようとしても出来ないことの方が多いはずなのに、この体はどんだけ力があるんだろう・・・
想像しただけで背筋がブルブルと冷や汗をかきながら震える。
スタントマンも真っ青なアクロバティックな動きを披露していたけど、衝撃とかほとんどなかった。
例えるなら、道でこけたくらいの衝撃だった。
え?そんな痛いのかって?
・・・武術を修めるときに比べれば全く痛くないよ・・・多分。
このチートスッペクに慣れるためには、訓練に限るね!
「ピロローン」
「んむ?」
よく、ゲーム画面で流れるレベルが上がったときとかに聞く音だ。
レベルが・・・上がる!?
まさかと思い、ステータスを見る
「ステータス」
名前:ユウカ(朝霧 優花)
年:3歳
性別:無性
レベル:30
種族:人間(神子)
天職:料理人、裁縫士
HP:5000
MP:90000
攻撃:500
防御:700
魔力:50000
器用:error
知力:550000
素早さ:700
運:error
固有スキル
異世界言語通訳・想像強化・HP回復上昇・MP回復上昇・技能習得率上昇
スキル
料理10
細工10
裁縫10
体術10
弓技10
刀術10
探知5
暗殺術2
精神無効
称号
異界に渡りし者
神々の寵愛を受けし者
チート能力者
再びorzになる私。
気付こうぜ?つまりはそういうことなんだよね?・・・ね?
レベルが異常に上がってるってことは、このイノシシもどきのレベルが相当上だったってことで間違いない。
仕方ないことだと考えて、ほかの数値が上がったことはむしだ!
考えてはいけない!
スルースキルを召喚!
スルースキルよ、頑張ってくれ!
暗殺術は、イノシシの巨人さんが視認できないような速さで背後に回りこめたからと見た!
普通、ありえないんだけどな
それにしても、この巨体なイノシシの巨人さんの死体をどうしたもんか・・・
一つ気になることができた。
イノシシの巨人さんの肉は食べれるのだろうか・・・
そこ、うるさいぞ!
手持ちに何もない以上、食料は今後の重要課題になるんだから!
それに狩ったのは私なんだから、食べれるなら責任をもって食べないとね。
もったいない精神だよ!日本人でy・・・
「ピロン…鑑定を覚えました」
おいっ!
今いいところ!もったいない精神について語ろうと思ったのにシステムに邪魔された!
スキル習得するの早すぎるわ!思っただけなのに。
ただ、食えるか分かったらいいなぁ、くらいにしか考えていなかったのに・・・
先が思いやられるよ!
もういい、突っ込まないぞ。
てか、突っ込み所多すぎる!
気分を入れ替えてっと
早速、使ってみよう
「鑑定」
イノシシの巨人さん(オークの死体)
魔獣の森に潜むCランクモンスター
解体すれば、一般的に使用される肉になる。
優花によって外傷もなく殺されたので、鮮度抜群!
日本のイノシシ肉に獣臭さが無くなった味。神様情報
おいっ!神様情報いらないよ、鑑定さん!参考になったけれども!
しかも、命名した名前が本当の名前みたいになったし!そんな気遣いいらない!
優花はおなかいっぱいです!
とりあえず食べれることは分かったけど問題がある。
そう、解体したいが解体用のナイフがない!
すでに知ってる人もいるだろうけど、言わせてくれよ・・・
鞄に何も入ってなかったんだよ。服しかないってどういうこと!?
武器ないと戦えないし、サバイバルも難しいよね!?
はい、そこ!口が悪いとか言わない!
女だって、口が悪いのが本音のやつなんてゴロゴロいるんだからね!
てゆーか神様よ、そこは自重しないでよ・・・
私だからよかったけれど、普通の人だったらオークにあったら死んじゃうよ!?
転生直後、速攻死亡するよ!?
鞄が特殊ってわけもなく、普通の布でできた鞄だからこのサイズは入らないだろうし・・・
仕方ないので、異世界小説よろしくであれを試してみよう。
大丈夫。周囲に誰もいないから、変なこと言っても行ける!
やればできる子!頑張るんだ、私!
作者です!
戦闘シーンは難しいですね!
読者さんが理解しやすいように、改良に改良を重ねて書きました。
分かりにくいところがあれば、言ってください!
優花はどこまで突き進んでいくのでしょうね( ´∀` )
次回は、定番のアレが出てきます!お楽しみに!