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二話 ガイア視点

連続投稿です。

アルファポリス様の方を先に投稿してからこちらに投稿するので、アルファポリス様の方より遅くなりますが、ご了承ください。

ガイア視点



「行ってしまったの」


「そうだね」


「ええ」



我らが愛し子が新たなる旅立ちの時を迎え、気合を入れなおす。


わしらが管理する世界なのじゃから、不便なことはあまりさせたくはない。

地球で、散々苦労しておるのじゃからこれくらいはしないと釣り合いが取れない。


本当に、優花は愛し子でありながら珍しい者じゃの。

通常の人間は、二種類に分かれる。


一つは、自分が死んだことに対しパニックを起こすものだ。

まあ、これは仕方ないじゃろう。

あの「地球」という世界に住んで居る者たちは、死んだと受け入れるものが少ない。

死を受け入れれずに、パニックを起こしその状態が長引きすぎて、魂がダメージを受け回復するまで転生できないものもいるくらいじゃ。

ましてや、執念が強過ぎて悪魔になる者もおるから、あっちの管理者は大変じゃの。


二つ目はいわゆるチートを望むものじゃ。

愛し子にも言ったが、男はチートを女は容姿を望む場合が多い。

それについては基本的に、魂に入る許容というものがある。

負のダメージあるいは善の行動を起こしたものに、何かしらの空き容量ができる。

そこに、転生後に望む力を埋めることで転生したときにその力を得ることができる。

負の場合は、稀なスキルかユニークスキル。

善の場合は、上位スキルか通常のスキル。

スキルが取得できるかどうかは、前世の行いや生活環境などを参考にして考えられ、与えられる。


しかし、望みすぎれば容量が多くなりすぎ、足りなくなった分は魂のエネルギーを使い無理やり容量を空けてから、埋められることになる。

その場合は、今生が終わっても転生できなくなる。

中には、魂が耐えられず転生したはいいものの30代にもならずに死んでしまったものもいる。

愛し子は、さすがというべきか未知の力も秘めているから容量が大きい。

しかも、神子の役割をつけるから言ってしまえばほぼ無尽蔵に、スキルを習得し得ることが出来る。

これは、決めごたえもあるというもの。

候補があり過ぎて、アリアとライクの二人でじっくり決めていった方がいいかもしれんな。



「二人は、愛し子のスキルなどの候補はあるかの?」


「二人で候補を出しつつ相談して決めていたんだけど、今までの人間たちみたいにスキルは普通にしておこうかなって。その代り、固有スキルのところにHP回復上昇、MP回復上昇、技能習得率上昇をつけてあげようかなって」


「そうじゃの。もともと武術なんかを修めていたりしていたおかげか、技能習得率はともかく残りの二つに関しては、与えてもおかしくないからの。技能習得率上昇に関しても、スキルが得やすくなるだけで特に問題はなさそうだからの」



ふむ、その三つを入れて今後の行動も鑑みるとあまり与えすぎても容量がなくなるだけじゃからな。レベルが上がれば、容量も自動的に増えていくが最悪な場合に備えて、あまり入れないようにしておこうかの。



「容姿に関してはどうじゃ?」


「もともとあの子、顔もスタイルもいいのに無自覚なうえに周りが嫉妬して、いじめとか無視されたりとかされていたみたいだから、容姿は最悪と思っているみたいよ」



それもそれで問題じゃな。

転生場所は、愛し子の望み通りに森にしたいところじゃが、いいところは・・・


魔獣の森でよかろう。


奥に入らなければ高ランクの魔獣たちに襲われることはなかろうて。


容姿に関しては、日本人特有の部分をなくしてテラス寄りの顔にして・・・


ううむ・・・ちょっとテラスの世界では整いすぎた顔になってしもうたが、あとはアリアに基本をこの顔で他の容姿も併せて丸投げじゃな。

女性のことは女性に任せるのが一番じゃし。

神子の所為で両性になってしまうが、愛し子の場合は女性を望むじゃろ。



「アリアよ」


「なぁに?」


「この顔を基準として他の部分なども一緒に任せてもよいかの?」


「いいわよ~。私に任せなさい!」



うむ。

目がランランと輝いておったのが気になるが、あやつのことだから大丈夫なはずじゃ。

残すはスキル候補じゃが、適当に今までの行動をスキル化してっと…

魂も損傷なく、空き容量も大丈夫。

容姿も決まったようじゃし、あとは愛し子に手紙を書いておくとするかの。

奥に行き過ぎないように、注意もしっかり書いておかなければ。


愛し子よ、異世界テラスで幸せに一生を送るのだぞ。

わしらはいつまでも愛し子のことを見ておるからな・・・



「ガイアが黄昏てる~。いっつも、むっつりの顔しかしないくせに、そんなに愛し子のことが気になるなら、加護でも与えとけばいつでも見られるじゃん。加護なんて、勇者や王とか、聖女ぐらいしか与えていないんだしさ神子に与えたって変じゃないよ」


「むっ、その手があったの」


「このクソ親父も年を取って忘れっぽくなったのかしらね。意外~」


「これ、年寄りをからかうんでないわ!そういうお前たちだって、軽く千年以上年を「おい、てめぇ」ひっ」


「誰が年増だと?」


「誰もそんなこと「そんなことはいいんだよ」はい」


「次その話題を言ってみろ、殴ってやるからな」


「はいぃぃぃぃぃぃぃ」



これだじゃからアリアは苦手なんじゃよ。

早く愛し子にあって癒されたいのぉ


・・・それにしても、殴られて腫れた頬は元に戻るかの?





神様視点書きましたが、のじゃ言葉って意外と難しいですね。

頭で文を考えつつ、打っていますがふとしたところで「のじゃ」が抜けてしまいます。


ガイアは優花に関しては爺馬鹿にしていく予定です。

書いていくうちに矛盾しそうになるので、気をつけてはいますが気づいたら教えてください!

今日はこのくらいにしておきます。


次は、最低でも来週の日曜日までにはまた更新したいと思います!


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