第6話
昨日、回線が切れて投稿できませんでした。
闘技場は直径50mほどの円形で、普段は獣と奴隷が戦う剣闘場として使っているようだ。
「まさか、お前だったとはな。この前の生意気、後悔させてやるぜ」
対戦相手のレジナルはエントリーした時にあったおっさんだったようだ。
「どうせすぐ終わるから、さっさと来な」
「ぶっ殺す!」
おっさんは幅の広めな長剣を選び、俺は2本の木刀を選んだ。突っ込んできたおっさんの長剣をいなし流れでみぞおちに蹴りをブチ込む
「ゴヴァァ」
「降参しない?」
「ふ、ふざけんなぁ」
「はぁ」
再び突っ込んできた長剣をいな、すのをやめて真横に飛びずさる。
「ちっ、気付きやがったか」
なんだ今の、いきなり長剣の周りの空気が震えだしたぞ。あ、ギフトか
「おっさんのギフトって“振動”ってやつか」
「どうだかなっ!」
斬りかかってきた剣を触らないようにしながら、腹にカウンターの一撃
「ぐはぁ」
「まぁどうでもいいや」
吹っ飛んだおっさんの延髄に手刀を打ち込んで気絶させる。
“勝者ぁ、リン!!”
思いのほか歓声が上がる。おっさんは医療班が運んでいってしまった。
闘技場を出たとき、レッグルスさんとあった。
「突然済まないな。私はレッグルスという。傭兵をしている」
「知っています。俺はリンです」
「なぁ君。『月を追う狼』に入る気はないか?」
「唐突ですね。まぁどちらにしても入る気はないです」
「そうか残念だ。気が向いたら来てくれ。君ほどの実力ならほぼ入団は可能だろう」
「ほぼ?」
「ん、あぁ、うちは規則として礼儀のないものは入団できない。他にも幾つかあるが破ったら除名処分と決まっている」
「じゃあ俺と戦ったレジナルって人は?かなり態度悪かったですが………」
「あいつはもう除名処分をしているのだが………。嫌な思いをさせてすまない速球に対処しよう」
「よろしくお願いしますね」
「では、君が決勝に来るのを楽しみにしているよ」
なんかさらっと決勝まで勝ち上がる宣言して帰っていった。