表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/15

第4話

雑貨屋でナイフ5本と裁縫道具、布を3枚買って宿に帰った。


「うぅ~ん、どこにもいい包丁がなかったなぁどこも中途半端で……。仕方ない自分で作るか、いや闘技大会が終わってからにしよう」


宿屋の娘に湯を桶一つ分頼み、ただの水を桶1杯汲んで部屋に戻る。床に置いてから、座り腰にある2本の刀を外す。そのうち長い方を鞘から抜き、その漆黒の刀身を露わにする。


「待たせたな、手入れの時間だ」


油を入れた桶に、布をつけようとした時、


コンコン


「お湯をお持ちしました」


「あぁ入って」


「失礼しまっ、え」


持っていた桶を落としそうになってあたふたしている。どうやら抜身の刀に驚いたようだ。


「安心してくれ、手入れをしようとしていただけだ」


「そ、そうですか。ここにおいていきますね。では」


扉付近にお湯の入った桶を置いて、そそくさと逃げていってしまった。


「こりゃ、怖がられたかな?ま、いいか」


1時間たっぷりと手入れしてやった



3日後

「えーと、俺の対戦相手はっと、………レ、レジナル?」


 はて、どっかで聞いたような。忘れた。


どうやら国主催で賭けが行われているようで、対戦表の横に倍率の書かれた紙が貼られていた。


「俺、誰にも賭けられられてねぇな。」


倍率一位は傭兵ギルド『月を狙う狼』のレッグルス、次点で『戦乙女ヴァルキリー』のニーナとなっているようだ


「仕方ねぇ、自分にかけるか」


賭けの受付もエントリーした場所と同じ場所だった。


「掛金は銀板5枚から手数料として銀板1枚が必要です。誰にいくらかけられますか?」


「リンに金貨1枚で」


「承りました。金貨1枚と銀板1枚になります」


 残り残金は銀板2枚、銀貨3枚、銅板3枚、銅貨5枚。ちょっと使いすぎた感あるな


「受け付けました。賭けた相手が3位以内に入った場合、この札を闘技大会終了後、こちらにお持ちください。換金をします」


総掛金は金貨100枚分弱。これ俺が一位になれば200枚じゃね

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ