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夏恋  作者: 春日 そら
1/1

1.好きって何?

「つ……つつ付き合ってください!!」

ほらまた来た。告白。

私、夢乃 飛鳥。

つい最近この辺に転校してきた。いわゆる転校生ってやつかな?

「無理。だいたい何? 皆さ。顔や性格がよければいいわけ?」

「そ……そんなことないっ」

「じゃあ……さ。なんなわけ?」

「いや……それは……」

「返す言葉ないなら諦めてちょーだい。マジ引くから」

皆私を「女番長」という。

なぜかって……?

それは……ま。あとでわかるわよ。あとで……

「う……うぁぁぁんっ」

何故いきなり泣く。意味不明……。

そして男はその場をあとにし、泣きながらどっか行ってしまった。

なんでふっただけで泣くの?

自分がOKもらえるとでもおもってたのかな?

それ、絶対おかしい。なんて言うっけ……自信過剰?だっけ?

私はあの変人男に構ってるのに手いっぱいいっぱいだし。

「夢乃さ〜ん」

ほら出た。あの変人男が……。

「あんま近寄んないでくれる? 暑苦しい」

「冷たいなぁ〜もう〜」

微妙に距離縮めてんじゃねーよ!!


―バキッ―


「グヘッ!!」

私は変人男を思いっきり力をたくわえた拳で頬をパーンチ。

「もう近寄るな。変態」

マジわかんない。私なんかに構って楽しいのだろうか……。

もちろん私は疲れる。この変人男の名前は桐原 涼だったような……。

席も隣。教科書忘れたり消しゴム忘れたり……。マジやめてほしい。

「だーかーら。返事考えてくれた〜?」

「なんの?」

「告白に決まってんじゃん」

「……は? 誰が誰に告白したんだハゲ」

「俺が。夢乃さんに」

「嘘付け。私は告白なんかされてない。されたとしてもおまえどうせ本気じゃねーだろうし。」

そうそう。男にとって恋愛は遊びでしかない。

私は恋愛は大事だと思う。でも恋愛って何?

誰かを好きになるってどうゆことなの?そうゆう経験あんまないからよくわかんない。

告白なら星の数された。でも自分から告白したことなんてない。

恋までいかないのだ。気持ちが……。

「頭いいな〜」とか「カッコいい」とかは思う。でもそれから上はない。


好きってどうゆうことなのかな?

いつか私も体験できるのかな?

不安でいっぱいなこの学校。大体皆、体目当てや容姿が可愛いからなどの些細な事で告白する。

それを繰り返したら、結局運命の相手とやらには逢えてないのではないのだろうか?


本当に……好きって感情はどうゆうものなのかな?





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