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2024 俳句ノート

天井の

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天井の家守(やもり)家守(やもり)()らふ夏


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 昼下がりに、ひっくり返りながら読んでいた電子書籍を下ろすと、腰の辺りにある天井から、明るい小さなヤモリが体を振りながら右手の壁へと向かっていました。


 それからどれほど経ったのでしょうか、何かが動いているような気がしたので天井を見ると、胸の辺りにいる暗い大きなヤモリの口で何かが動いていました。



 どうも口からはみ出しているのは、先程見た小さいヤモリの体半分のようで、右に左に大きく体を振っているようです。


 小さいヤモリの体が動かなくなっても、大きなヤモリはそこでじっとしています。



 それで、子供の頃、公園で誰かが持ってきた金盥に入れた亀に、皆んなで捕まえたトカゲを吐き出すまで与えた記憶が蘇りました。


 YouTubeのワニがワニを食べる動画などを観ても、思い出すことのなかった記憶です。



「天井の家守(やもり)家守(やもり)()らう夏」

「天井の家守(やもり)家守(やもり)()ふ残暑」


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