託し
ユキの父の魂がジャックから抜けると同時に
ジャック自身の魂も抜けてしまった
「ジャ、ジャック!」ユキが走って支えに行く
「これから どうしようかとりあえず宿屋を探すか」
アーサーがジャックを背負いユキと近くの森の中にある宿に行った
「いらっしゃい」ドアを開けると強面な
緑色髪の無愛想な店主がボソッと挨拶を交わす
開けたドアの前には受付 左手は休憩スペース
椅子や机などがある
右手には庭がある右を向くとすぐドア
花が咲いている庭がある
受付の横に階段がある
「その様子じゃあその少年何かあったのか」
店主は興味無さそうに聞く
「あなたは霊能力者って見たことありますか?」
ジャックはさっき見た光景を疑っているようだ
「ない そんな能力が存在するのであればその霊能力者はライド社に拉致られあの街に連れてかれるだろう」
「!?」ジャックが驚いている
「なんで そのことを...」
「なんでかって? 俺もその1人だったから」
「どうやって抜け出したんですか?」
「自力で」
ずっと下に俯いていたユキが勢いよく話だす
「じゃあ!なんでジャックは今まであそこに連れていかれなかったの!そんなの不公平じゃない!ジャックは霊能力の他に憑依だってできる!さっきのあれはお父さんの戦い方だった!剣技に魔法!あれは私が1度憧れたあれと 全く同じよ!」
泣きそうだ
「ほう あの少年が霊能力が使えるというのか
面白い お嬢ちゃん1つ教えてあげよう
能力は全員5歳に判明する判明したら国に申し出ないと行けない少年がほんとに霊能力者だった場合は
その少年の保護者が少年の能力のせいでライド社に拉致される事を心配し国に能力を隠している場合がある近年無能力者が増加して社会現象となっているのも1部では拉致を避けるために能力を名乗らない人が多くなっているのが原因と言われているでも
拉致問題を知っていると言う事はその少年の家柄は普通じゃあない そうだよね?アーサー君」
店主は何かを知っているかのように語っている
「なんで、名乗ってないのにしっている!」
アーサーが怪しんでいる
「見てきたから」
一瞬店主の目が輝いた
「まぁ好きな部屋を使ってくれお代はいらない楽しかったよ」
夜が明けアーサーとユキが寝ているジャックのそばに立っている
「早く目を開けてくれ死ぬな!」
アーサーの目が一瞬で開く目が輝いている
「アーサー!心配したのよ?大丈夫だった?」
ユキが今まででは出さなかった大声をだす
「あぁ気分がいい」
「良かった!心配したんだぞ!ゆっくり支度をし下に行くか」
支度をし下に降りて鍵を返すと
「君が霊能力者ジャック君かよろしく 今まで大変だっただろうね」
ここで店主の目の色が青色に輝く
「君達はこれから大きな壁にぶつかる その壁をぶち壊せ この世に不可能というのは何も無い
ユキちゃん君はトラウマに引きずられないで未来だけを見ろ アーサー君は大きな隠し事がある話したくないなら言わなくていい だが隠し事を言うべき人も必ずいる慎重に言う人を決め話してみるといい 君の人生は大きく変わる
そしてジャック 君は凄い器を持っている これから様々な仲間が出来るだから その仲間との時間を大切にするんだ 君たちの名前は調べておいた
最後に 君たちに旅でのヒントを与えよう
今の俺のように 目の色が光っているのは
能力を発動している証拠だ ただし光る人間は希少な能力の持ち主な証拠 さぁ行くんだ」
「ありがとうございました」
3人はお礼をいい外にでた
「頑張れよ」
店の中1人で店主が言い
カウンターの後ろにある女性の写真を持ちホコリを払った
「あの子達にこの世を変えてもらうことにした
だから俺がいつまでも見守ってやることにした
だから店も閉めよう目的は果たしたサチ
君と同じ目にはあわせない守れなくて悪かった」
店主は写真と共に上にあがり1番の端にある部屋に行き部屋の中座布団にあぐらをかき目を閉じると
緑色の髪が、上に上がり緑色の気を纏い目を開けた
目は緑に光っている
歩くこと約3分
ジャックはさっきのアーサーの隠し事について
凄く気になっている
でも、もしかしたら地雷を踏む可能性があるため言うのはやめといた
「ジャック 君の守護霊は一体どういう人だ?
いないのか?」
「いや、いる いるんだが・・・猫なんだ...」
「猫……………でもジャック強いじゃないか!なんで守護霊いるんだ?」
「なぜだろうな、でも俺は強くない憑依しただけだ」