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兄弟

どうやら かつて天下を取った徳川家康が来たらしい 「家光と俺以外にも地球から来たやつがいたのか」 ぐちゃぐちゃになった 体で 家光が話し出した 「家康様 今まで大変お世話になりました この御恩は 返しきれません...」吐血しながら最後の感謝を家光は家康に伝えていた

ユメトは家康の方へ突撃しに行った その瞬間 世界がモノクロになった 世界が止まっている

ジャックの体も動かない 声も出ない

「ジャックと言ったか すまないが この家光を殺した者は 殺させてもらう」ユメトのことだろうか

何故家康は 家光をユメトが殺したとわかったのだろうか

気づいた頃には 世界はいつもと同じようになっていた 「ユメト家康はどこだ?」ユメトの方を見ると 家光と全く同じ殺され方をしていた 家光の姿も 家康の姿もない アーサーも致命傷だ

あまりにも一瞬の出来事だったため ユメトの死が受け入れられない

とりあえず 1人で最上階に向かうことにした

「どんな人でも 必ず誰かに愛されていたんだ」

この世界に来てから 躊躇なく人が死んでいく

そのため命の価値基準が下がっていた

ジャックの夢が決まった この世界を変えてやる

そのためにはライド社さえ潰せば...

最上階についた 階段のすぐ前に 大きな門

「王はこの建物には居ないぜぇ トナル・レスター」上裸にジャケット着た男が 近づいてくる

「その派手な服装話し方 ジンジェルだろ」

「兄上だろ? 何度言ったらわかる ところでお前死んだんだね車にでも引かれたのか?」

ジンジェルはジャックを見下してくる 地球にいた頃もそうだ 毎日暴力 暴力 暴力 ずっとそうだった 喧嘩もかなり強かった 地元の殺し屋でも ジンジェルは恐れていたらしい


「おい死に損ないトナル 目障りなんだよ」

胸が熱くなってきた ドロっとした液体が流れてきた 下を向くと 長い針が刺さっていた

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