1泣 幼馴染とのハッピーエンドは二次元だけなんだ…
「別に彼氏欲しくなかったんだよね、誰でもよかったっていうか」
そんなとんでもない一言で終わった2人の関係。
交際期間一年半、幼なじみ期間入れたら二十数年経つけどこれは流石に予想外だわー。
「ちょちょちょい、まてまて。
明後日からの旅行はどうすんのさ⁈
橙子流石にそれは急すぎじゃない?」
俺、三木貴は関係が終わりそうな彼女、東山橙子にそう尋ねた。
「知らない。誰かと言ってくれば?」
まじかこいつ。
流石に呆れて言葉が出ないおれだったけど、そもそも喧嘩の原因ってなんだっけと思いながら食い下がる。
「さすがにとんでもないこと言い過ぎだって、ちゃんと話し合おうぜ。
おれも理解追いつかねーって。」
しかしここでとどめの一言…
「いや、重いから。
今日の喧嘩だって、くだらないことであんたがへそ曲げて空気悪くなったからじゃん
そんな相手ともう付き合えないしー、じゃあね。」
えーー、と思いながらも流石に彼女の家の前で立ちんぼは嫌だし、一旦帰ろ。
この先どーなんだ、おれの人生…
続く?
人物紹介
三木 貴
22歳
職業 市役所職員
婚約していた彼女の橙子とくだらない喧嘩で振られて人生を悲観する
東山 橙子
22歳
貴の幼馴染兼元婚約者
大学在学中にプロポーズを受けるが、先を見過ぎな貴についていけず嘘をついて別れを切り出す
自称リアリストで、よく言えば囚われることなく、悪く言えば自分本位な性格
白山 和奈
19歳
職業 市役所職員
部署は違うものの貴と同じ市役所に採用された新社会人。
とにかく不器用だが努力家で周りから可愛がられるメインヒロイン。
高島 一
35歳
職業 市役所職員(係長)
和奈の上司で、貴の元上司。
飄々としているけど心優しく、振られて抜け殻状態の貴を気にする
あとがき
はじめまして、ソライナーと言います。
文章力向上のために初挑戦してみました。
不定期ではありますが更新予定ですので、お気づきの点があれば教えていただけると嬉しいです。




