表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/24

学園での一日4

「さあ、何故その様な発想になった、言え」

 場所を移してベンチに座り、私は王子殿下に問い詰められる、どうしてこうなった。


「あの、家族は見逃していただけますか?」

「だからどうしてそうなる、何もせんのを誓う、これでいいか」

 なるほど、私が目的なんだね、御姉様とパパが無事ならよかったよかった。


「実技の時に私はリュシオネル様の頭に当ててしまいました」

「ああ、見事にしてやられた」

「それがリュシオネル様の逆鱗に触れて私を拐い傷物にしてお楽しみになるのかと、もしくは数日後に河から私のブクブクに膨れた死体が見付かるような事になるのかと」

「お前は私をなんだと思っているのだ」

 実はちょっと可愛い弟みたいにって思ってるんだけど、隠れながら私の後を追い掛けて来るとことか今思うと可愛いくて仕方ないよね。

「もういい、そんな顔をするな」

「では?」

「私はお前に馳走になっただけだ、恨みも無い」

 でも下心はあるんですね、わかります、私の汗で透けてきた胸元にチラチラ視線が来てるし、でもルネスみたいな大きさは無いからそんなに見応え無いと思うんだけどな。


 そんな視線送って来るから無礼な事聞いちゃえ、怒られたら脱いで許してもらおう。


「リュシオネル様一つ疑問が残るのですが」

「なんだ?」

「何故私を尾行されていたのですか?」

「そ、それは……」

「それは?」

「お前の強さを探ろうと」

「ぷっ、あははは……」

「うるさい」

「…………はあ、リュシオネル様は聖人の様に素直なお方ですね」

「嫌味か?」

 あーあ、心配し過ぎて可笑しくなっちゃったよ、もう王子殿下は心の中でりゅーくんと呼ぼう、ついでにりゅーくん弟ね、もうそんな感じでいこう。


「リュシオネル様が可愛らしい事を言うからですよ、うふふ、今度秘密の訓練でも致しましょうか?」

「む……ああ……」

 いや、ホント素直だね、いやありゅーくん可愛い、お姉さんは嬉しいよ。


「ではリュシオネル様、お送りしましょう、どちらまで行かれますか?」

「お前の予定があるだろう、気にするな」

「私は少し教会に寄る程度ですので」

「ふむ、信仰心とやらはわからん」

 いや、私もわかんないんだよね、ちょっと挨拶して子供と遊んで帰るだけだし。


「いえ、個人的にシスター達と付き合いがありまして、ご縁でしょうか」

「そうか……」

 さて、りゅーくん帰らないね、非常に嫌な予感がするんですけど私。


「ではリュシオネル様私はこれで……」

「…………」

 別れを告げ移動する、もちろん無言で付いてくるりゅーくん……、いや、珈琲ご馳走したんだし帰らないの?


「リュシオネル様どうされました?」

「気にするな」

 気にするなって付いてきたら気にするってば、もしかして私の弱味を握りたいの?


「リュシオネル様……」

「……迷惑か?」

 あれー違うの?そんな捨てられた子犬みたいな目で見ないでよね。


「ふぅ……秘密にしてくださるなら構いませんが」

「誓おう」

 来るのかー、子供相手に怒んないでよ、あとぐちゃぐちゃに汚されるよ。


 仕方無しにりゅーくんと孤児院を兼ねるカレイド教会へ移動した。


「シスターハーゼごきげんよう」

「ヴァイオレットさんようこそ、そちらの方は?」

「学友のリュシオネル様です、少し見学したいと」

「そうですかリュシオネル様歓迎します」

「ああ……」

 りゅーくん人見知りなのかな?なんか萎縮してない?ハーゼちゃんは怖く無いですよ。


 そんな事を考えてたら子供らがワラワラ集まってくる、しまったな、りゅーくん子供大丈夫?「誰だコイツ」とか言われてるよ。


「ふむ、子供だな」

「ええ、可愛らしいでしょう、きゃあ」

 もう、またこの子は胸を揉む、こうしてやる、泣くまで擽ったるんだからね。

「あはは、はなせー」

「身をもって知りなさい、許しません、こらっ」

 私が擽っる子を援護する様にスカートが捲られる、もう許さないんだからね……。


「あ、……見苦しいところを、見ました?」

「む……すまん」

 りゅーくんに見られた、まったく後で狼さんになったらどうすんのよ、もう。


 悪ガキどもをこしょこしょしてたらりゅーくんが女の子に何か言われてる、聞き耳聞き耳と。


「おねーちゃんすき?」

「私か?」

「うん」

「ああ……」

「あたしも、いっしょ」

「そうだな」

 そう言ってりゅーくんはしゃがんで女の子の頭を撫でる、いやあ、りゅーくんが子供に優しくてよかったよか…………ん?今なんかおかしい事言わなかった?


「…………」

 むう、気まずい……子供相手だから適当言ったんだよね、聞いちゃう?いやいや勘違いなら恥ずかしいし、んー。


「ヴァイオレット、どうかしたか?」

「い、いえ、リュシオネル様が子供好きで安心しておりました」

「正直どう接すればいいかわからん」

「うふふ、自然に接すれば問題ありませんよ」

「お前は女として扱われていないぞ」

 私は定期的に胸を揉みにくる悪ガキを擽りで撃退、スカートを捲るのも同じく、うん酷い扱いだね。


「それではリュシオネル様に女として扱ってもらいましょう」

「な……あ、ああ……」

 あれ?私なんかおかしい事言ったよね?何言い出すんだよ私は、なんかりゅーくんといると調子狂っちゃうね。




 なんか恥ずかしくて沈黙しちゃう、そ、そろそろ帰ろうかな。


「シスターハーゼ、そろそろ失礼します」

「ふむ、邪魔をしたな」

「ヴァイオレットさん、リュシオネル様、いつでも歓迎します…………ヴァイオレットさん」

 ハーゼちゃんが何か言いたそう、何かな?


 ちょっとハーゼちゃんと内緒のお話しをする。


「ヴァイオレットさん私応援していますから、お幸せに」

 …………おや?私とりゅーくん今日喋るのも初めてなんだけど、まあいいや、りゅーくんもどうせすぐに私なんか気にしなくなるでしょ。




 帰宅するからと、りゅーくんと別れる、よかった家まで付いてくるとか言わないで、しかし送らなくてよかったのかな?


 家についてミネアがいきなり一言言う。


「ヴァイオレットお嬢様、ご一緒だった仲のよろしそうな殿方は紹介してくださらないのですか?」

「学友ですよミネア」

「本当でしょうか?お土産までお持ちで」

 りゅーくんの食べ掛けクレープか……とりあえずクミッツやお姉様に見付かる前に食べちゃおう。


 ミネアの機嫌は寝るときまで悪かった、なんだかなあ。


 ルネスさんは同級生、親友キャラだね。


 りゅーくんは第二王子で参加、二番目くらいがちょうどいいよね。


 今回の私は強キャラだね、ボロが出ないようにしたいね。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ