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気まずい一日1

「お、おハヨうゴザいまス、リュシオネル様」

「あ、ああ…………」

 学園に行けばりゅーくんに会うわけで、会えば挨拶を交わすんだけど、私はやや変な声で挨拶しちゃう。


 りゅーくんもミネアに攻められたダメージが残ってるのか少しよそよそしい、悪い事しちゃったよね。


 近くにいたらボロが出そうだから離れようかな。


「そ、それではリュシオネル様失礼します」

「……少し聞きたい」

「は、はい」

 ヤバい逃げそこなった、ミネアかなミネアの事だよね、無礼だったよね、謝ったら許してくんないかな?


「昨日の事なんだが……」

「は、はい、あ、少しお待ちを」

「なんだ?」

 怪しい気配がキュピンとする、そこだね。


「そちらからルネスが盗み聞きしていますわ」

 頭を隠してもおっぱいはみ出てるからね。


「……ふむ」

「さあ、ルネス観念して出てきなさい」

 そのおっぱいプルプルしちゃうよ、ん?なら出てこない方がいいかな?


「も、申し訳ございませんつい」

 ルネスはバツが悪そうな顔をしながら現れた。

「ついではありませんよ盗み聞きなんて」

「ヴァイオレットが愉快で、いえ、ヴァイオレットが不思議な状態でしたから、リュシオネル様と何かあったのかと」

 愉快って、てか私そんなにおかしかった?てかルネス勘がよすぎるし。


「な、何もありませんでしたよ」

「ああ……」

 私とりゅーくんが答えるとルネスからニヤリとした笑みが溢れる、あれ?やらかした?


「……先日お二人はご一緒だったのですね、お天気もよろしく無かったのにどちらに行かれたのでしょう?」

 うぐ……ルネスに辺りを付けられた、何も無かったって言っただけじゃん。


「そのような事はありませんよルネス」

「…………」

「ヴァイオレット、貴女は喋るのが答えなのですよ」

「ど、どこがですか」

 とりあえず答え教えてよ、次から気を付けるから。


「教えたら探りを入れられませんわ」

「もう、ルネス今日は性格が悪いですよ」

「そうでしょうか?ふふふ」

 もー、りゅーくんも何か言ってよ。


「リュシオネル様は何か教えてくださるのですか?」

「ふむ、秘密だ」

「残念です」

 りゅーくんちょっとはルネスを言い負かしてよ。


「リュシオネル様私も同席してよろしいでしょうか?」

「む……ヴァイオレットがいいなら」

「なら問題ございませんね」

 ちょっとルネスそのおっぱいでりゅーくんを誘惑しないでよ、てかシレッと混じるなよくないやい。


「先日見た魔法に付いて聞きたい」

 ちょっとりゅーくん私まだオッケーしてないから。


「もう、ルネスは、…………先日の魔法は水分を蒸発させる魔法と汚ないモノを消し去る魔法ですよリュシオネル様」


「そう言えばヴァイオレットは私が服を汚した時に使ってくれましたね、え?ヴァイオレット、リュシオネル様を汚したのですか?」

 ルネス、話に混じらないでよ、てか私加害者なの?


「リュシオネル様が雨に濡れられていましたから服を乾かしたのですよ」

「おい、ヴァイオレット」

「あ…………」

 やべ、言っちゃった、る、ルネス、なんでそんなに目を輝かせるのですか?


「まあ!ヴァイオレットったらはしたない」

「ルネスは何を想像しているのですか、何もありませんから」

「本当ですか?熱い一夜を過ごしたり」

「していません、ルネス、少し物語に重ね過ぎではありませんか?」

 実際ミネアのせいで修羅場だったんだから。


「そうですか?しかし、ヴァイオレットが男性に興味を持つなんてよほどリュシオネル様がお気に入りなんですね」

 ちょっとルネス、りゅーくんの前だからね。


「リュシオネル様もヴァイオレットを嫌っていませんし、ふふふ、素敵ですね」

 ルネス、ルネス、なにか暴走していませんか?


「ヴァイオレットは魔法を創造できるほどの実力者だったのだな」

 あ……そういやお父様にも内緒にしてたんだった、しまったな。


「りゅ、リュシオネル様実は家族にも秘密にしていますので内密に、ルネスも」

「リュシオネル様、凄い事なのですか?」

「ああ、城で召し抱えられるくらいだ」

「ヴァイオレット、何故秘密にするのですか?」

 だってねー、私のやりたいようにできないじゃん。


「ふむ、ヴァイオレット何なら口添えするが」

 りゅーくんがサラッと私を囲おうとする発言を、でもなあ……。


「リュシオネル様有難いお話しですが私は今の生活が気に入っているのです」

「……そうか、何かあったら言え」

「はい、そうさせていただきます」

 やめろー、ルネスニヤニヤするなー、握りこぶしフリフリしてちゃちな応援もやめろー。


「それで、ヴァイオレット、後日で構わんからもっと魔法を見せてくれないか」

「は、はい、畏まりました」

 …………ニヤニヤするルネスに見守られながら私はりゅーくんにいろいろ質問をされるのだった。


 は、早く授業始まんないかな。



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