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っていう話が読みたい。  作者: ひのえ
無題
1/7

はじまり

初めてのため、機能の使い方がいまいち分かりません。投稿の仕方が違っていたらすみません。

僕は穂北フミト。小学5年生。

父と母、それから中学1年の兄の4人家族。


僕は、想像した話を聞いてもらうのが好きだ。

友達には恥ずかしくて言えないから、晩御飯の際に両親に聞いてもらっている。


しかし父は、最近仕事が忙しくなったため、夕飯には間に合わないことが増えてきた。

父はいつもニコニコしながら「へぇ面白いなあ」「この前の話の続きがあったら聞きたいな」と、楽しそうに言ってくれていた。

母だけに聞いてもらうのが不満なわけではない。

でも父の感想を聞けないのは、少し寂しいと感じた。



「フミトくん、最近お父さんがお話聞いてくれないのが寂しい?」

ある日、お話が終わった後、母がそう訊ねてきた。

顔に出ていたらしい。

「えっ、いや、お母さんが聞いてくれるだけでも、嬉しい、よ?」

目を泳がせる僕の答えを聞くと、母は机に何かを置いた。

「ノート…?」

「うん。フミトくんの書くお話を、日記みたいにするのはどう?」

日記かぁ。毎日話を考えるなんて、少し…いや、だいぶ難しい。

返答に詰まった僕を見て、母が再び口を開く。

「毎日じゃなくても良いのよ?それでね、私と父さんとトオルくんが、先生みたいに感想を書いてあげる。そうしたらお父さんが忙しくても、後から見れて良いでしょ?」

それを聞いて、僕は一気にテンションが上がった。

「うん!僕、それやるよ!」


穂北フミト、5年生。

今日から考えた話を書いていきます!


「いや、なんで俺も感想書くメンバーに入ってんの」

ゲームに集中していた兄・トオルの、時間差の文句が拾われることはなかった。

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