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現実を見据える

人間誰しも、必ず働く時が来る。

それが早いか遅いかは人それぞれだが、小学3年生から働き始めた俺はおそらく早い方だったのだろう。

家が貧乏だったわけではないし、小遣いが欲しかったわけでもない。ただ俺は小3の夏に会ってしまったロクでもない女に言われただけだ、


「お前、現実を舐めてそうな顔してんな」と…


それがBITMAN,s WALK社長-九条 美希-と俺-九城 一-の出会いだった。


名前は一と書いてハジメ、ではなく、そのままイチと読む、しかしこれに関しては別に不満はないのだ、初めて会った日本人にはほぼハジメと間違えられるが、2回目からはイチと覚えてもらえる、しかし、苗字は漢字は違うが読み方は同じクジョウなのだ、そのせいで社長に目をつけられたのだからたまったもんじゃない。

こう話しているとまるで社長を恨んでいるのではないかと思うだろうが、小3の夏から現在高校1年生までの5年以上もここにいると、始めに思った見返してやろうという気持ちも無くなってしまうし、世話になった事も多いので、今では全くそのような気持ちはない。




長い事バイトをしていると顧客からの指名のバイトというのがはいったりする事があるのだが、それにしても、後1週間で高校に入学だというのに俺に指名の出張バイトがはいるとは…


「良かったな、お前宛の依頼だ」


社長よ、勘弁してくれ…

そう思いながらも支度を進める

「はぁ…。今回は何処へ行かされるのか」

「社訓、読み上げて行けよ」

分かってますよ。

そう思いながらも声を出し読み上げる


「1、秘密は必ず守ります。

2、自分のやれる事をやり遂げます。

3、過去や未来や異世界でも、何処へだって依頼があれは駆けつけます」


社長、俺今現実を見据えれてますかね。




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