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トマト星


 土の上に成れば甘く ちょっと不恰好だけれど燦然とした明るさを帯びている

 雲の上に成れば眩く とても綺麗で燦然とした輝きを放っている


 君がいないと寂しくなってしまうよ とても落ち込んでしまうんだ


 白いシートが君を覆い隠すと 取っ払ってしまいたくても手が届かない

 あれば照らし なくてもその明るさだけを伝え 

 笑っているのか 無表情なのか 泣いているのかもわからない

 

 冷静な君の 熱い赤い滾りは表面上で

 遠くから見ているだけの 冷たい温もりからは思いもよらない


 風が君を揺らすことはあるのかな 時には君も落ち込むのかな

 例えばこの暗澹とした胸を 最深部の暗いどんよりとしたところまで

 君の光で照らしてくれれば お返しにわけてあげることが出来るかな


 届いているなら きっと君は笑うのだろうね


 表面に張り付いただけの スモッグのような作り笑いだったとしても

 屈折した光線の 乱反射的な君の八方美人の顔だとしても

 ほど遠くから見ているだけなら 君はとても眩しいよ


 そんな君が好きなんだ いつも明るいのかは知らないけれど

 いつだって眩しい君は いつだってとても美しく見えるから


 そんな君が好きなんだ

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