異世界はちょっと…
「おめでとう!君は運が良いね!」
気が付くと俺は青空が綺麗で太陽がない謎の草原にいた。
目の前には漫画やアニメで見るような女天使が笑顔で立っている。
「えっと...あなた一体..?」
「自己紹介が遅れたね。僕は天界で人事を担当している 21458号 だ、よろしくね!」
「えぇ……。」
たった今耳にした名前はまるで機械の番号の様であった。21458号とかいう名前の時点で怪しさ満載である。
「じゃなくて、俺は今どんな状態なんですか?」
「そうだね。確かに気にナルヨネ〜
君は心臓発作で死んじゃったんだヨネ〜若いのに可哀想だよホント。」
「そっか……俺高校生で死んじまったのか……」
涙が出そうだ。10日後に高校入学だというのに…クソっ!
俺なんか悪いことしたか?
「でもそんな君に嬉しいお知らせがあるよ!なんとなんと…!」
「?」
勿体ぶらずにさっさと言えよはっ倒すぞ
「神様の気まぐれにより、異世界転生権があたえられましタ〜!パチパチ〜!」
この女なにいってんだ?異世界だと?
「えー、大変ありがたのですがお断りさせて頂きたく…」
「エー!?ナンデ!?最近の日本では流行ってるって聞いたんだけど!?」
そりゃ驚くよな。実際流行ってるし、第二の人生を断るやつなんていないだろうしな。魔法も魅力的だし。でも…。
「いや、それは確かにそうなんだが…俺は最近の若者に分類されるじゃん?」
「うんうん」
「だからスマホが無い世界とか無理なわけ。しかも文明レベルはどうせ中世だろ?」
「そうだけど…」
「絶対に無理だね。いくら魔法とか剣があったって現代っ子には無理だよ、漫画じゃねぇんだから。生き残れるわけないじゃん」
「そ、そんなぁ…!後生だから!お願いダヨ!このままじゃ僕、廃棄処分にされちゃうよー!」
「えーでも行きたくないし…」
廃棄処分言いよったでこいつ。やっぱり怪しい。こいつクローンなのでは?(天才的閃き)
「う〜…。」
何も無い空間から謎のウィンドウを出現させもすごい勢いでスクロールしまくっている。おそらく何か調べ物でもしているのだろう。可哀想だけど異世界の厳しさは漫画でも出てくるからな、俺は騙されんぞ!
「!。じゃあさ!魔法とか特典はそのままだけど、異世界じゃなくて元の体に戻って現代生活ならいいんじゃない?!」
「めっちゃ良いです」
「やったー!処分回避ぃー!」
しまった。つい魅力的な提案をされてしまったが為に即答しちゃった、てへ⭐︎
「じゃあもう魂送還しちゃうネー」
・・・まぁいいか。だって魔法ありで現代世界だぜ?夢が広がるね。
身体が光の塵になっていっている…なんか不思議な気分だ。
「あっそうそう。君が戻ってから一ヶ月後くらいにモンスターとかダンジョンが溢れる世界になるよ!」
「は?」
なにいってんだ?こいつは。
「でも安心してちゃんと身を守れるように君とみんなの為にシステム作っとくから!」
「ちょっ聞いてな………」
言い終わるよりも先に塵となった。
なんでだよ。確かに俺TUEEEはしたくはあったが別にモンスター相手にしたかった訳じゃねぇよ!
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・・
・
「ん…」
目を覚ますとそこは俺の部屋ではなく病院の個室であった。
「・・・死んだ所からじゃないのね」
話考えるって難しいね。初めてだからかめちゃくちゃ感じる。




