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6話 魔物戦闘訓練



「おっ!ラッキー!」


トランは地面に座り草をむしる。

そしておもむろにバックにしまう。


「オクトールのこの辺にも

あるんだな

ははは」


とても嬉しそうなトラン



「……」

トランを、見る1人の女子生徒

(彼….何を、してるの?草むしり?)




「はは」

トランを見て笑う金眼の生徒

彼は何を思うのか。

楽しそうにトランを眺める。






入学から半月。

トランたち一年生は、初めての実地訓練に挑むことになった。

目的地は――オクトール山脈。




【オクトール山脈】

王都ナハラの南東に位置する大山脈。

D級魔物が多く生息し、見習い騎士や冒険者の訓練場として知られている。



【魔物の危険度ランク】

魔物は危険度によって、D〜A級に分類されている。

•D級:見習い騎士で対応可能

•C級:騎士1人で対応可能

•B級:騎士10人で対応が必要

•A級:騎士団を動員して対応。極めて危険



武具を整えた生徒たちの前で、ギル教官が立つ。そして、重くよく通る声で指示を出す。



「今回の訓練内容を説明する。」 


「お前たちには魔物討伐をしてもらう。討伐数は1体以上で魔物の種類は問わん。

訓練は日が沈むまでだ。時間になれば私が笛を吹く。帰ってこなかった奴は“死んだ”扱いにする。遅れるなよ。」


「あと、共闘は禁止する。魔法の使用も禁止だ。それから、拠点から10km以上離れることを厳禁。破った者は……わかるな?」


ギル教官は威圧を込める。静かに。

沈黙する生徒達。


「訓練の目的は魔物との戦闘を経験することだ。

騎士になってからの戦闘は対人戦だけではないことを学べ。あらゆる脅威から国、国民を守れ!それが騎士の務めだ!」


ギル教官は一息に言い切ると、最後に低く、重く言い放つ。


「……今回の訓練、心してかかるように!!」



「「「はい!!」」」


生徒達は一斉に動き出す。さすがは騎士候補生達。その動きに迷いはない。



ギル教官の隣りで見守るザザス副教官が口を開く。


「どうなりますかね?」



「今年は豊作だからな問題ないだろう。」

ギルは微動だにせず、生徒達を眺める。


「この辺の魔物はD級しかでない。遅れをとる奴はいないさ」



ザザス副教官が疑問を投げかける。


「本当に“D級だけ”なんですか?」



「ああ。拠点から10km……いや30km離れなければ問題ない。拠点からそんな離れるバカはいない」



ザザス副教官は爽やかに笑う。


「……そうですね」



ザザスの目には黒髪の少年の背中が映る。

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