時を操る婦人像 躍動編 lll
ニート田中と緑の騎士は爆発が起きた瞬間に、周囲にSLOWの魔術をかけて婦人像があるゲートに飛び込んでにげていた。
『あぶなかったですね』
『ふざけやがって、今度はピクニックかぁ!?』
『なんだぁ!?この像はよぉ!』
二人は婦人像に手をあてると何かをかんじとって魔力をながしこんでみることにした。
輝きだす像を尻目にはしゃぎはじめるニート田中。
『すっげ!これ光ってンよ!まだなんかあるなぁ!?これよぉ!』
さらに魔力を注ぎ込む。
ニート田中は確かな手応えを感じていた。まるで釣りをしているときに魚がくいつきかけてるかのように。
『キタキター!!なんだこれ!?キタコレ!感じるぞ!』
景色がかわっていくキングスマンの本部からでる場面に。
『よぉ!?緑の騎士!』
『なんですか??』
『さっきのすごかったなぁ!?これ場所移動してンぜ!』
『??』
『は?わかんねえのか?場所から転移したつってんだよ!』
『何を言っているのですか?ガンギマリもたいがいにしてくださいよ?』
すぐに血液が沸騰するかのごとく怒りが込み上げてきたがおさえにおさえた。冷静に考えるんだと。
『いまなんじだ?』
『18時ですが?』
『ピーンときたぜ!』
『??』
時が戻ったことに気付いた田中は腸がにえくりかえるきもちになった。
『やってくれたよなぁ!?あいつらぁ!』
『しにかけたぜ!?まじで!』
『よく聞け緑の騎士、俺とてを組め!?世界をとれるぞふたりでよぉ!』
パーカーのポケットから両手をだすとキタゼーとはしゃぎながら踊った。
『よくわかりませんが、あなた何かありましたか?』
『時をあやつれるといったらどうする!?』
『そうですね?世界でも軽くとりにいきますかね』
『だよなぁ!?てを組めよ!』
『??』
『戻せんだよ!時を!』
両手を胸の前で広げてみせる。
『正気ではないですね?』
『まぁきいてろって。この後の事をあてるからよ』
そういってバハムート石塚たちと出会うことをつたえて時がたつのをまった。