時を操る婦人像 躍動編 Il
ドアをぶち破る寸前にもどる。
『にょーん!』
『鏖殺だ(゜Д゜)ゴルァ☆』
佐竹と石塚は蛻の殻となった部屋をみて激昂した。
『なんでだくそ☆いねえじゃねえか!』
『にょーん!どういうこだにょーん!』
『蛍火!』
ロマンチック忍者はサーチアンドデストロイの要領で瞬殺する予定で攻撃をはなった。
『糞☆うぜえ☆』
『にょーん!無数の蛍がきもいにょーん!』
接触する度に小さな爆発を繰り返す蛍火。
『糞☆地味に削られて厄介だぜ!』
『かなぐりすててやんよ☆!』
『おらぁっ!!』
パイルバンカーを音速で放ち衝撃波で蛍火をちらす。
『しねしねしねにょーん!』
18時34分の出来事だった。
『空蝉の術!』
攻撃された部位を幻影にかえ防御する忍術だ。
『時間だが逃げる必要はない!私は無敵だ!空蝉の術!』
35分を時が刻んだ。
瞬間。
轟音があたりをみたすといっしゅんで全てが吹き飛んだ。大爆発だ。
監視カメラの映像をみていたのはゆうきたちだ。
バンカーミサイルが防空壕になっているシェルターの施設ごと爆砕したのだ。
『ロマンチック忍者が心配だな・・・』
『忍!忍!』
『うぉっさっきまであそこにいたろ!』
シュッと影から現れたのはロマンチック忍者だった。
『ゆうきにキスしてもらったときに転移用の木札を懐に忍ばせておいたので候』
『ひぇっ!ほんとだ割れた木札がはいってる』
ポケットから割れた破片をとりだしてすてた。
『あれで敵はしんだろう』
『あぁ恐らくな、研究所のいちがわれてたのと警備の甘さを見直さないとな』
『それに関しては監査がはいるそうでスパイか情報漏洩の大元をたどっていくよていです』
『スパイだったらいやだなぁ』
ゆうきはすごく陰鬱な気分になったがアイリや藤堂たちの顔をみて安心した。
『秘匿していたわけではないが、敵組織に知れていたのは大きな問題だ』
『そうですよねぇ』
『まっわたしたちなら、上手くやり直せるわよ!』
ゆうきの心に明るい光が指した気がした。
『そんなことより、某への報酬の件なのだが?』
『なんでも・・・!だったよな!』
『某とつきあってもらおう!』
いやすぎたが断れなかった。
約束だからだ。
『はいよ』
空に小さな薔薇の花火を打ち上げるロマンチック忍者。
『あんたたち男どうしでしょ?!』
『愛に性差はないで候』
『だっはー!!』
ユキは鼻血をだして気絶していた。