表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
寄生命体つのばやし  作者: GoodSunGGgaming


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

56/183

時を操る婦人像 導入編 II

悪魔の巣(サファリパーク)にはいってからは周囲に常に気をつかっていたが、すぐさまサイレンのような高音の周波数のノイズが鼓膜をついた。


『なにこれ!?』


『集合!密集体型!』


『押忍!』


すぐにかたまり四方向をみわたせるように背中合わせになるゆうきたち。


『バフをかけます!』


戦気高揚(ウォークライ)無二無三(ディープホールド)勇往邁進(ハグン)


『すげぇ!身体からちからが漲ってくる!はねみたいにかるい!』


『さすがね!矢野さん!』


ブレイブメン矢野のバフのおかげだステータスでいうところのstr.vit.agi.dexが30%上昇した状態になった。


『なにかくる?』


北の方角からきたのは恐れを知らないペリカンの魔物暴虐の悪鳥(スカーレットペリカン)だった。

そして、同時に南からきた魔物は恐るべきアホさの魔物終焉の災厄鳥(ジエンドオブダチョウ)


スカーレットペリカンはペリカンの頭に人のからだがついている毛深い魔物だ。恐れを知らず山ですらのみこもうとするバカさと無知さは比類なき恐怖に違いなかった。


ジエンドオブダチョウとは脚だけ人間でダチョウの胸にてがはえている魔物で好戦的であるにも関わらず知能の低さ故に味方と敵の区別もつかず攻撃してはしりまわるというやっかいな存在だ。


『すまん!ペリカンの人!』


ゆうきをまるのみしようと嘴でからだをはさんだスカーレットペリカンは1トンの圧力でゆうきを圧殺しようとした。


圧力がつたわるまえに天叢雲剣の鞘のそこにしこんだ装置で爆発的に加速させて抜刀した。


はんぶんにわれたスカーレットペリカンは戦利品を落として塵となり、アイリにむかっていったジエンドオブダチョウは敵味方くべつできず、アイリのよこをかけぬけてひたすらはしってきえていった。


『幻覚でもみてんのかとおもうな!』


『えぇ、まったく同意だわ』


『気を抜くな!隠密かつ迅速にいくぞ!』


『了解』


野道をつきすすむと集落のようなものが見えてきたので、両手で双眼鏡のようにし覗くと遠視のスキルでとおくのものがみえる藤堂が確認した。


任務はまだまだ序盤だがこれからのみちのりが険しくなることは明白だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ