軍人ホスト会とストーカーとロマンチック忍者の日常
『今日もいい男ーいい男ーいい男!ほんとは?』
『どーでもいーおとこー!』
『でもとってもほんとはいいおとこー!』
『あソレソレ!それ!』
『ぅぇーぃ!』
乾杯の合図がおわると軍人ホスト達とマコトとロマンチック忍者は酒をぐびぐびとのみほした。
『今日のめるのは!マコトさんと忍者さんのおかげです!はいっ!わっしょいわしょいわわわっしょい!そいそい!そそいのそそいのそい!』
賑やかな宴が続く。
『俺、感動してるよ』
マコトがすすり泣きながらおちょこをかたむける。
『こんなにみんなが祝ってくれて、おれ絶対アイリちゃんをものにしてみせるよ!』
『ぅぇーぃ!漢気みせてちょうだいよー!』
『うむ!うまいっ!漢の酒盛りは至福の一時でござる!』
ロマンチック忍者は腰に手を当てぐいぐいとビールをのみほしていく。戦利品のワインはマコトのためにとっておいた。
『でもょおーゆるせんのですよぉーゆうきっておとこがねぇ、いつもじゃまをするんでしゅよぉー』
『むむっ!やはりゆうき殿のつれのことであったか!これはきぐう!某、ゆうきどのにホの字でござるからなぁ』
『えぇ!アのじゃまものでしゅかぁー?しんじらんないなぁー?!』
『某、おもいだすだけでまたぐらのうまい棒がいきりたちそうろう』
『候ってあんたぁ早漏のまちがいでしょぉーににへへへぇー』
かーっ一本とられたよ!とロマンチック忍者は額を手でおおいながら仰ぎ見る。
実際のところ地下競売所でこすりつけていたときいきかけていたのだから。
『早漏の!ちょっといいとこみてみたい!はい!はい!ははーい!はい!はい!ははい!』
『もうっいっぽんぬくでござるかぁー!』
『ナニをぬくんでしゅかねぇー!』
『かぁっー!ワインの栓ぬいちゃうでござるよ!』
『らめらめらめぇーこれはアイリちゃんへのおくりものでご・ざ・りゅ!』
真似をするマコトに天誅とクナイを額に投げるが北斗神拳のニシシンクウハばりにうけとめて、なげかえしたマコトはやはりただものではなかった。