表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
寄生命体つのばやし  作者: GoodSunGGgaming
3/151

快楽というなの蠱毒

世界かよ!と感じていた時、同じ病院に角をはやした純粋主義の殺しを好む女がいた。


そう、ひとがしぬことにだけ快楽をかんじ、マスコミや世間の反応はきにしない、そのときの快楽だけをたのしむ純粋主義者、アイリがつのをはやして快楽にさらによろこびをみいだしていた。


『きんもぢぃいい』


『なぁにこれぇぇえこんなに気持ちのいいことがこの世界にあったなんてぇ!きゃあははは』


滴る血がじめんに滲みだした瞬間絶頂をむかえたアイリは本能のままに殺戮を楽しむことにした。


だが、ころしはしにかけの老人だけときめていた。


彼女なりのこだわりがあったのだ。狂気の沙汰のなかにもセンスがある。殺しの美学とよんでいいかはわからないが、高齢者の方が熟しているらしいなにかが。


病院はかっこうの狩り場だった。


『あらやだわぁ殊勝な羊たちねぇ、わざわざオオカミのえさばにやってくるだなんてぇ!』


額にはえた角からでる魔力をつかって引き抜いた脊椎のぶら下がる頭蓋から脳をとりだし魔石に圧縮して形を変化させてから咀嚼した。


『うんめぇぇぇええええ』


そのなにかは脳ミソ、老人の人間の脳ミソに適量の魔力を注ぐと硬質加し魔石へと変化するのだ。


このことにきづいた、感染者つのばやしはまだ少ない。


みなおのおのの食事方法をあみだしているようだ。


死体の心臓に魔力を注ぎグールともゾンビともよべぬ、つのばやしもどきが量産され世界が混沌にみちていくのはそうじかんのかかることではなかった。


つのばやしもどきは頭がわるく本能のおもむくままにセックスと食事だけをおこなった。


太陽が登るとつのばやしもどきはいっせいにかげにかくれてみをよせあった。深い地下のトンネルや排水溝のなかでみを潜めているのだ。  

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ