深井の回想
深井は思い出していた。
過去に自分がなにものかになれるとしんじていきていたことを。
『いつかなにかになれればいいな』
そう思って生きてきた。
数々のゲームに名前を刻みつづけた深井はネットでは神出鬼没の神として一部ではあがめられていた。
『満足できたかな』
自分に問いかける。
そうじゃない。
ワールドレコードをもっても日本じゃあまり評価されない。
今後esportsの市場が拡張していくにつれてせだいの幅も広がりユーザーの分母がふえることで成功者もふえてくる。
認知され職業として確立されるだろうとよんでいる深井はそこに全力投球していた。
経営コンサルタントとしての感てやつだ。
経済も少しは学んだが国を経営するとかんがえると局地的側面でとらえる経営力というものがいきてくる。
今後市場のニーズと幅がひろがっていくそんな戦場といえるフィールドにたたなければ戦っていけないと考えていた。
戦場は数多にある。
スポーツ、政治、ゲーム、慈善事業、ぶんるいしだすときりがない。
どこでどう戦うか何を装備してどうたちまわり、生存して利益をあげて戦果をだすか。
そんなみちなかばのところで精神体だけかこにとばされた深井はきりかえるのに時間はかかったものの今まで培ってきたものを戦国の世でいかそうとしていた。
それが今の形だ。
もっと広く深く戦略を練って広げていかなければ生き残れない。
『これが戦国か!』
『これが世界かよ・・・・・・!!』
そう拳を強く握りしめ深井はウツロと影法師をよび酒をもりながら未来への展望を話した。




