影法師 時空警察編
攻城戦のあとウツロと深井は部隊を強化するため武器をよういした。
その武器は影工房という場所でつくられており影法師という老人がいるといわれている。
川に清水がながれ、岩魚がけむしをたべるふうけいがひろがる湖畔のほとりで影法師は今日も鍛練していた。
鉄と玉鋼をくみあわせたり銅を他の元素を加えて真鍮や青銅のような合金が作られたりする作業をしており、廃材などが所々散見されるほど武具を製作して実用可能かテストしている。
影法師はウツロと深井の知識がすきでほれこんでおり、名匠としてうでをふるっている。
現代科学にじゃっかんきょうみがあるようだ。
あまり科学には詳しくないが経営コンサルタントとして刀匠の工房を最適化してブランディングすることを担当したことがあったのでわずかながら戦国時代では最先端の技術として利用できそうだ。
影法師は武器をつくるとウツロからうけとった魔石をつかにはめいじくりまわし、試行錯誤した。
一月がたつとその努力は様ざまな武器となって姿を表した。
三閃槍に羽扇、三節棍にジャマダハル。
50人分の武器を用意した。
『完成じゃ...!』
黒衣衆はじぶんにはこれだ!とおもうものを選ばせてくばった。
修練の日々がはじまる丸太をきりつけ、魔力をこめて裁断するように意識する。
繊維がほぐれていくようにサクッと刃が標的に沈んでいく。
時がくるまで走り込みスタミナをつける。
あとは対人で練習し技を磨きにみがいていった。
魅せる場所で魅せる。披露できるだけのパフォーマンスをたもちつつ部隊は練兵されていった。
そのなかに、マイケルという黒人がいた。
深井は話だけきいていたが本人か?とゆうきの師匠としては年齢がおかしいといぶかしんでいる。




