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魔力と思念
魔力とは人の思いと自然界に浮遊する負のエネルギーが融合したものを指す。
つのばやしが飛来するよりずっとむかしから眠っていたエネルギーのひとつなのだ。
不可視でだれにもふれられない物。
それが人の思いと純粋な自然界の殺意という他者を害する負のエネルギーである。
神に反逆した幸運卿がつのばやしを隕石に付着させ摂理をかえようとしたのがはじまりであった。
つのばやしは融合のきっかけであり、人の思念をゆがませ、融合のとっかかりにするために寄生させたのだ。
魔力はかさなると可視になり、質量をもつ。
自然の摂理をゆがませ爆発的なエネルギーをうむのだ。
こうして世界は変化していく。
諸行無常の響きあり。




