時勢 時空警察編
このころ信長は至治の世に現れる霊獣「麒麟」を意味する「麟」字型の花押を使い始めている。また、義昭は上洛の障害を排除するため、信長と美濃斎藤氏との停戦を実現させた。こうして、信長が義昭の供奉として上洛する作戦が永禄9年8月には実行される予定であったところが、永禄9年(1566年)8月、信長は領国秩序の維持を優先して、美濃斎藤氏との戦闘を再開する。結果、義昭は矢島から若狭国まで撤退を余儀なくされ、信長もまた、閏8月に河野島の戦いで大敗を喫してしまう。「天下之嘲弄」を受ける屈辱を味わった信長は、名誉回復のため、美濃斎藤氏の脅威を排除し、義昭の上洛を実現させることを目指さなければならなくなった。
Wiki引用
信長の美濃侵攻に備え、関城長井道利、加治田城佐藤忠能、堂洞城岸信周の盟約が結ばれ(中濃三城盟約)、道利の勧めで忠能の娘八重緑を岸方の養女(人質)として結束が固められた。だが、忠能は加治田城下の住人梅村良澤を信長方の犬山に遣わし、丹羽長秀を介して内応。
鵜沼城、猿啄城が織田軍によって落城し、猿啄城将の多治見修理亮が甲斐へ逃走すると、敗兵は堂洞城に入って岸勢と合流した。
信長は金森長近を使者として堂洞城へ派遣し投降を勧めるが岸信周は受け入れず、嫡男岸信房は長近の目の前で自分の子(岸信近)の首を斬り落として覚悟を示したため、長近は引き下がった。
岸方が合戦の準備をする中、人質の八重緑は堂洞城に面した長尾丸山で磔にされた。その夜、忠能の家臣西村治郎兵衛が忍び、八重緑の亡骸を岸方から奪い取って加治田の龍福寺へ葬ったと伝わる。
堂洞城を西と南より織田信長軍の丹羽長秀・河尻秀隆・森可成、北の加治田より佐藤忠能軍が四隊に分かれて攻撃した。これに対し堂洞城では南と西を岸信周、北を信周嫡子信房が守備した。
信長は高畑山(現在の富加町高畑)に本陣を置いて、堂洞・関間を分断し、関城からの長井道利の援軍が津保川を越して高畑の林に侵入した。
林はうっそうとしげんでおり、地面は固く踏みしめるにはちょうどよかった。
鳥の声と衣擦れのおとがきこえはじめると、あしおとがおおきくなってきた。
『迎撃するぞ!服部!』
『御意』
そこかしこで刀どうしが火花を散らして、やりでつかれて倒れる兵たちをあしもとにひれ伏した状態でいのちのやりとりをする。
『かたじけのうござる』
マイケルはかたひざをつきながら服部のかたをかりてたちあがった。
『なぜこの部隊に志願した!マイケル!』
『タノモシイ仲間がほしかったでーす』
『そうだな!戦場では肩を並べる兵士はたのもしいにかぎるよな!!』
『信頼と実績でーす』
ぐっと服部は焦燥したマイケルをだきよせると、背中をトンとたたいた。
『頼むぞ!訓練を思い出せ!あの走り込みで鍛えた俊敏せいで制するのだ!われらには訓練という実績がある!果報にかえようぞ!』
『力が漲ってきました~』
脳裏にスキル獲得、鼓舞といった感覚に陥った。
士気が高揚し黒衣衆に全体buff破軍の序曲の効果が適用されて身体が強化され戦闘にみがきがかかり、一挙手一投足が洗練され始めた。
いくさばはすぐに静まり返り、鬨の声があがった。
『やったどーーー!!』
『オウ!!』
『ォオ"ウ"!!!』
エイエイオウー!とかけごえすると勝利を分かち合い自軍に戻ることにした。




