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寄生命体つのばやし  作者: GoodSunGGgaming


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過去現在幾億千万の世界 時空警察編 邂逅

数ある世界ではてしなく世界の本流とよばれる一本のストーリーに影響を及ぼす、つのばやしの明晰夢があまたの矛盾した毛糸のがんじがらめにからまったつまりのようなかたまりをほぐそうとしていた。


世界は動き出す。


矛盾を抱えて一本の本流となるために神が想像していたシナリオとはかけはなれた物語を紡ぎだした。


死の一兵卒だった足軽ちは屍になり戦で大量の骸のやまを築いた。


夏のコミケに一兵卒のオタクが35年引きこもりっていた男がそとにでようとしたときだった。


すきなサークルが限定でグッズをうるというのだ。


買いにいくしかない。


金もぎりぎりだ。


コーヒーがすきで三日間コーヒーしか飲んでいなかった40°をこえるアスファルトの反射熱があせをふきださせる会場は湿度も高かった。


オタクは水分補給も缶コーヒーですませた。


『あれ?めまいが』


『だれか!救護班をよんで!!』


つのばやしの隕石が着弾してから1年後のことだった。


深井M享平はコミケにいって脱水症状でしんだ。


はずだった。


プロTPSのゲーマーだった深井は並外れた動体視力を持っていた。


『ここはどこだ・・・・・・』


『ジュポンソワール、めずらしいきゃくでR』


幸運卿のジェノバはひさしぶりのひとのらいほうにおどろいた。


夢の狭間である。


『しにかけておるなでアール、世界が紡がれてゆくにつれてわれわれ、時のそとにいるものはそれにあまりかかわれずやきもきするのでR』


『特効やろうBチームのマウスパッドをかわないといけないんだ!たすけてくれ!!』


『そわーる!暇潰しに過去にいった異物のサポートをたのみたいでR』


『なんでもいいたすけてくれ!!』


『ふむ、駒は多い方がよきなのでR』


深井の精神力をとりだすと具現化し過去のうつろのもとへとおくりこんだ。


『はっ!』


ここはどこだ、とおもったときすでに脚に違和感があった。


右膝に切傷をうけており、桶狭間の戦いがおわったあとの服部に転移したのに気づいていない。


『いたたた!どうしたらええんや!特効やろううりきれてまう!!』


夢かと思った。


夢のなかでゆめをみている気分だった。


ウツロが服部(深井)のそばでいった。


『ゆめうつつであるか、ひざのいたみはどうかな?』


『だれだ?あんた』


『ねぼけておるのか?』


古ぼけた家屋に軋むベッドがたよりなく、椅子も老朽化している病棟で二人は過去の世界で出会うことになる。







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