地球動物園人間卒業式 時空警察編
ウツロは人間卒業式をあげることにした。
式辞などはすべて自分でおこない、てづくりの会場と壇上で宣誓した。
『ぼくたち、わたしたち、は今日をもって人間をやめることを誓いまーす!』
ウツロは気がくるいそうになりながらもひとりで式辞をよみあげた。
『えー、今日をいきるきみたちへ。旅立ちのときはいずれきます。別れ、出会い、そしてわかれ。それを繰り返し人間は成長していきます。困難もあるでしょう、挫折しそうなときは友の力をかりてください!ときおり、友の力になってあげてください!わたじは・・・・・・びどりでず!!!!!!!!!』
はーいっというと泣き顔から突如真顔の賢者タイムになりいった。
『人間やめまーす!!』
『ひゃはははは!!!ひとーり!ひとり!ひとりひとりひとりぼーーーっち!!たのしーーーーひゃっはぁーー!!!』
ウツロは狂い歓喜していた。
ウツロはただ日々静かに暮らしたかったのだが、邪魔ばかりはいってひとりをたのしめなかった。
孤独は嫌いだった。
憎しみすら覚えて
ある時
愛情にかわった。
それは喜びとなってみたしてくれた。
『なんという・・・・・・孤独感!!さいっこうだねーっ!!!』
ぼっち、ソロ、孤独、独身、単身、一人、単独、孤高。
ありとあらゆるボッチをきわめた、ウツロはうつろなひとみで狂気の笑みをうかべていた。
あーなにからはじめようかなーとウツロは時空警察の仕事をわすれそうになりながら考えていた。
『あかん!なにやってんだ俺。帰ろ。うちねーけどな!!わらわらわらわらわら』
なきはじめたウツロ。
完全に感情の遊園地でジェットコースターにのっていた。
そうだ、と呟くと真顔になっていった。
『クソワロタ』
くそわろた(真顔)のアスキーアートのようになった。
『よしっおちついたわ。まず歴史をゆがめないようにしないとな。桶狭間の戦場だってきいたけどおだっちよわくねぇ?火縄銃ぜんぜんつかえてないやん!』
時空の歪みがおきて天候がかわり雨が降っていたので、しけって火薬がつかえなくなったのだ。
『俺のせいじゃん!!』
気づくと慌ててとびおき、戦場に陣取る信長にあいにいった。
追い払われたが、死体からおいはぎして足軽の装備をしてすりぬけていった。




